打鍵は指先。この部分を気を付けるだけで、ワンランク上の演奏に。

演奏のフォーム

こんにちは、いのうえちづよです。

今回は「指先での打鍵」について、特に小指の使い方に注目しながら、フォームを整えるコツをやさしく解説していきますね。

打鍵は“指先”が基本。ここを意識するだけで音が変わる

ピアノで鍵盤を押すとき、どの部分で打鍵していますか? 基本的には「指の先」で打鍵するのが正しいフォームです。

特に小指は弱く、つい指の側面で押してしまう方が多いのですが、 この部分を意識するだけで音色が大きく変わります。

小指の打鍵は“指先”で。手がぐらつく原因とは?

私の小指も、細くて短くて、子どものころから立たせるのに苦労しました。

小指が立たないと、手全体がぐらついてしまい、安定感がなくなります。

例えば──

  • 指の側面を使って鍵盤を押すと、手全体が揺れる
  • 無意識に手の移動が多くなる
  • 余計な動きが音色に表れ、コントロールしにくくなる

結果的に、「音が大きすぎる」「べたっとした音になる」などの問題が起きやすくなります。

 

 

寝かせた小指 2019.9.19

 

これは、良くない弾き方です。

プロの手元に学ぶ|安定したフォームの秘密

上手な人の演奏動画を見ると、手がぐらぐらしていません。

なぜかというと、手首が安定していて、打鍵がすべて“指先”で行われているから。音の美しさだけでなく、速いパッセージを弾くときの正確さにもつながります。

 

意識して鍛える|“小指を立てる”トレーニング法

フォームの見直しには、ハノンなどのテクニック練習を使うのが効果的です。

ただし、目的は“速く弾く”ことではなく、

「どの筋肉を使って、どう動かすか」を意識すること

例えば筋トレでも、「腹筋を鍛えたいなら、お腹を意識する」と言われますよね?

ピアノも同じで、小指を立てて指先で打鍵することを意識して練習することで、 必要な筋肉が育ち、安定したフォームが身についていきます。

最初は難しくても、繰り返せば必ずできるようになりますよ。

立たせた小指 2019.9.19

 

まとめ|指先を意識するだけで、音色は変わる

ピアノを美しく響かせるために大切なのは、まず「打鍵の場所」。

  • 基本は、指先で鍵盤を押すこと
  • 小指は特に意識して、べったり押さず“立たせて”使う
  • 音色や安定感が、驚くほど変わってきます

無理に大きな音を出す必要はありません。

まずは小さな音でもいいので、正しいフォームを身につけていきましょう。

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