ピアノを弾く手の型は、力を抜いて垂らした手を鍵盤にふわっと乗せた時の形。

演奏のフォーム

こんにちは、いのうえちづよです。

ピアノを始めたばかりの頃、
「手がガチガチにこわばってしまう」
そんな経験はありませんか?

実はそれ、とても自然なことなんです。
今日は、**力を抜いてピアノを弾くための「手の形」**について、やさしくお話しします。

手がこわばるのは、はじめてなら当たり前です

初めてピアノを弾くとき、
多くの方が手や腕に力が入ってしまいます。

「ちゃんと弾かなきゃ」
「間違えないようにしなきゃ」

そんな気持ちがあるほど、体は緊張してしまうものです。
ですから、まずは
「こわばってしまう自分は普通なんだ」
と知っておいてくださいね。

まずは力を抜くことから始めましょう

そのままでは弾きにくいので、
最初に少しだけ体をほぐしてみましょう。

手をぶらぶらと振ってみたり、
肩や腕の力をふっと抜いてみたり。

ピアノを弾く前に、
**「力を抜く時間」**を作るだけで、
そのあとの弾きやすさが変わってきます。

ピアノを弾くための「基本の手の形」があります

ピアノには、
ピアノを弾くための「基本の手の形」があります。

これは、初心者だから必要ない、というものではありません。
むしろ、最初から知っておくと、あとでとても楽になる形です。

後から直すのは、実はとても大変。
だからこそ、無理のない形を、早めに知っておきましょう。

力を抜いて垂らした手が、そのまま正解の形です

まず、体の横で、
力を抜いて手をだらんと垂らしてみてください。

そのときの手は、
手のひら側に、少し丸みがありますよね。

その形のまま、
手首から引き上げられるようにして、
鍵盤の上へ持っていきます。

これが、
ピアノを弾くときの、いちばん自然な手の形です。

参考記事はこちら
https://tounpipi24.com/ten-days-bigginer/3275/

鍵盤には「ふわっと」乗せるだけでOK

鍵盤に手を置くときは、
力を入れて「構える」必要はありません。

イメージは、
「ふわっ」と乗せる感じ。

がんばらず、
押さえつけず、
ただ置くだけで大丈夫です。

指を独立させるための、やさしい動かし方

手の形ができたら、
次は指を少しずつ動かしてみましょう。

最初は、左右同じ動きでOKです。

音階の指使い

右手:1・2・3・4・5
左手:1・2・3・4・5

慣れてきたら、
左右を反対に動かしてみます。

音階の指使い 反対

右手:1・2・3・4・5
左手:5・4・3・2・1

さらに慣れたら、
上がったり下がったり。

こうした動きは、
指を無理なく独立させる準備になります。

指遣いの参考記事
https://tounpipi24.com/ten-days-bigginer/3221/

まとめ:正しい手の形は、あとからあなたを助けてくれます

ピアノを弾くための手の形は、
「守らなければいけないルール」ではありません。

でも、
あとからあなたを助けてくれる、大切な土台です。

最初に無理のない形を知っておくことで、
これからのピアノ時間が、ずっと楽になります。

ぜひ、今日お話しした
「力を抜いて、ふわっと乗せる」
この感覚を、試してみてくださいね。

\がんばらなくても、整うピアノの基本/
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