こんにちは。いのうえちづよです。

コードって、種類も多いし、覚えて自分で演奏するのって無理って思えるよね。もう少し簡単にコード奏に取り組む方法ってないのかな。
コードを全部覚える必要はありません
「コードってたくさんあって難しそう…」と感じていませんか?でも、実は最初に覚えるべきコードはたった3つでOK!この記事では、初心者でもすぐに曲の伴奏ができる基本三和音(I・IV・V)の使い方をご紹介します。
最初は「3つの基本コード」だけで十分
それぞれの調の1・4・5番目の音をもとに出来ている和音を基本三和音といいます。童謡などの曲の演奏をする場合は、最初は3つの基本のコードだけで十分に伴奏ができます。
基本三和音(I・IV・V)ってどんなもの?
ハ長調での具体例つきで確認
例えば、ハ長調では、ド・ファ・ソから始まる和音です。↓
ド⇨ド・ミ・ソ
ファ⇨ファ・ラ・ド
ソ⇨ソ・シ・レ
それぞれ、
ド・ミ・ソ⇨Ⅰの和音
ファ・ラ・ド⇨Ⅳの和音
ソ・シ・レ⇨Ⅴの和音
このコードが、まさに神コードなんです。
ちょっと、はやりの言葉を使ってみました。
それは、この3つの和音で、大概の曲の伴奏ができちゃうからです。
すごいでしょ?
コード全部覚えなくてもいいんですよ。この3つだけ。

信じられん・・。
この3つのコードだけで曲が弾ける理由
メロディとコードの「音の重なり」がカギ
下の鍵盤図をみて下さい。
この鍵盤図の赤・青・黄色の丸は、ハ長調で演奏する3つの和音で弾く場所を表しています。⬇️

基本3和音

あれ、全部の白い鍵盤に○がついているね。

本当だ!

「コードって奥が深いけど、ちょっとずつ仲良くなれたら楽しいかも♪」
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押さえているのは、
- Ⅰの和音(=Cコード)ド・ミ・ソ
- Ⅳの和音(=Fコード)ファ・ラ・ド
- Ⅴの和音(=Gコード)ソ・シ・レ
の和音です。
順番を変えているものもありますが、全てⅠ・Ⅳ・Ⅴの和音です。
順番を変える形は、和音の基本形と転回形というものです。
基本形・転回形に関する記事は、こちらから↓
他のコードが指定されていても大丈夫?
代用できるから安心
コードを使って、メロディに伴奏をつける場合、基本的にメロディの音を含んだコードを使うと伴奏になると以前お話しいたしました。
関連の記事はこちらから↓
さて、もう一度上の図に戻ってみましょう↓
どうでしょう。この3つの和音だけで、すべての音を網羅していますよね。

どういう事?
例えば、ドの音が含まれていたら、Ⅰの和音か、Ⅳの和音が使えますね⇩

ドの音

Ⅰの和音・Ⅳの和音
次に、レが含まれていたら、Ⅴの和音が使えます。⇩

レの音

Ⅴの和音
ファの音が含まれていたら、Ⅳの和音が使えますね。下図⬇️

ファの音

Ⅳの和音

他にも和音てあるでしょ?他の和音を使ってくださいって、書いてあったらどうするの?ぞくひち・・・?とか。
本当なら、その場その場にふさわしい和音というのが確かにあります。
属七の和音とかね。
でも、まずは、この和音で代用できるって事なんです。覚えていなくてもこの3つの和音のいずれかを演奏すると伴奏になるという事です。
例:G7の和音がわりに使える
例えば、下の和音は、G7(=属七)の和音です。
いつものソ・シ・レ=Ⅴの和音に、ファが加わっています。
この和音を演奏する時、このファを抜いても、響き的には悪くは有りません。
なぜなら、もともと含まれている音を使っているからです。下図⬇️

和音の代用
そこにふさわしい響きから言うと、少し物足りないし、曲的にどうかなというのは確かに有ると思います。ですが、この和音でも間違いでは有りません。
間違った和音を演奏するわけではないのですから大丈夫なんです。
まずは弾いてみよう!基本三和音で伴奏体験
不安なく楽しめる方法からスタート
コード奏を考える時に、皆さんが不安に思われる事は、すべてのコードを覚えないといけないのではないか」という事ですよね。
でもね、すべての音を覚える前に、その調での基本三和音からスタートすると演奏に取り組みやすいです。覚える時間を考えるより、すぐに弾いてみる方が断然いいですよね〜。
ぜひ、試してみて楽しんでくださいね。
お読みくださってありがとうございました。