「好きな音色」見つけていますか?ピアノ演奏の魅力は“音の個性”にあった!

音楽小ばなし

こんにちは、いのうえちづよです。

さくらさん
さくらさん

私、好きなピアニストがいるんです。その方の演奏は、ふんわりとしていて、なんか心に染み入るんですよね。私が本当に一番好きな音色なんです。

今日の話しは、音色について、です。

音色ってなに?ピアノにも“音の色”がある

音色ってわかりますか?
文字通り、音の色なんですけど。

ピアノって、100通りの音色を演奏すれば、100通りの音色が出せる楽器なんです。生ピアノの場合なんですけど、だから、生ピアノがいいよ~という話では、全くなくて、今日は、演奏者によっての音色の違いのお話です。

演奏者によって音色は変わる

いろいろな方がYouTubeで演奏を上げていますよね。
また、リサイタルなどでも演奏を聴きますよね。

これで、人それぞれの音色を持っている事にお気づきでしょうか。

好きな音色は、どんな響き?

同じ曲を演奏しているのに、なんかこの人の演奏いいわーっという人もいれば、この人のこの演奏は、ちょっと合わないなあ・・・なんてことがありますよね。

上手下手を評価しろって話ではないんです。
その人が持っている音の響きです。

人の数だけ“音の個性”がある

教室でもわかる、音色の個性

教室の生徒さんでもみんな違う音色なんです。遠くから聴いていると、あ、今弾いているのは、Sさんね。

おっと、このちょっと荒削りの音は、Fさんかな。

相変わらず、Eさんの音色は、色っぽいなあ。

というその人だけの音ってあるんですよ。
ちょっと思い出してみて。自分が好きな音色ってどんな感じですか?

 

あなたの好きな音色を見つけよう

ファンになっているピアニストの方の演奏が好きなのは、【曲の作り方】もいいんだけど、やっぱり、音にも癒されているんだという事だと思っています。

曲が仕上がって来たら、自分の音色を気にしてみてください。

憧れのあの人の音、ピアノ仲間のあの人の音。

ピアニストの方だけではないです。好きだなあって思える演奏の方の音色です。

音色にこだわると、演奏はもっと楽しくなる

間違わず弾くことだけが「上手」じゃない

めっちゃ早くて、超絶技巧の音楽じゃなくても、自分しか出せない音色でファンがついて、この曲は、○○さんじゃないとだめね、な~んてことも出て来るんですね。

実はね、小学生が高校生になったりするとその子が持っている音色がガラッと変わったりするんです。もちろん練習量の成果だったりするんですけど、大人っぽい音色に変わったりして、「あら、もしかして・・」なーんてこともあるんですよね。

そうなると素敵ですよね~。ぜひ、音色の追及をしてみてね。

1音を大切にする、その姿勢が音色を育てる

ピアノはただ早く弾くだけが醍醐味ではなくて、1つ1つの音を大切にすることでその人らしい演奏になる。なので、大切に大切にピアノを弾いてみてくださいね。

まとめ|“あなたらしい音”が、きっと誰かの心に届く

上手下手の基準は、人それぞれで、やっぱり一番分かりやすいのは、【間違う】という事だったりするんだけど、上手下手という事よりも、音色=音の感じを聴き取る事も大切かと思っています。

たった1つの音に必死になるのも、いいのかなと思っています。( *´艸`)

今日もお読みくださってありがとうございました。

「私の音色って、どんな感じなんだろう?」そんな疑問がわいたら、メルマガも読んでみてください。音や表現にまつわる小さな気づきを、お届けしています🎵