【独学基礎講座 まとめ編】鍵盤の楽しみ方とペダルの使い方を学ぼう。

ピアノの事

こんにちは、 いのうえちづよです。

さくらさん
さくらさん

ピアノの鍵盤って、88個あるんでしょう?真ん中あたりしか使わないのに、両サイドの鍵盤は、殆ど見ていないんです。

今日は、このお話です。

鍵盤とペダルの基本をまとめて学ぼう!

ピアノは、曲を弾かなくても、鍵盤を触るだけで楽しみを見つけられる楽器です。
教室ではこれを「遊び弾き」と呼んで、ぜひ体験してほしいとお伝えしています。

そしてもうひとつ、ピアノの楽しさを広げてくれるのが「ペダル」の存在。
響きをつなげたり、雰囲気を変えたり…使い方を少し知るだけで、演奏がぐっと豊かになります。

今回の記事では、
– 鍵盤の仕組みや並び方
– ペダルの役割や練習のコツ

といった**ピアノの“土台になる部分”**をまとめて学んでいきます。

ちなみに、ピアノの鍵盤は全部で88鍵。
この全部を演奏中に把握するのは…ちょっと目がチラチラしますよね(笑)
でも、全体の仕組みを“ざっくり”でも理解しておくと、今後の練習がスムーズになりますよ。

白鍵と黒鍵のしくみを知ろう

ピアノには88鍵もの鍵盤がありますが、最初にたくさん使おうとしなくて大丈夫。
まずは、よく使う真ん中のエリアから始めましょう。

この真ん中の場所を、教室では「第1ポジション」と呼んでいます。
だいたい、楽器のロゴマークがあるあたりです。

🎵 音で言うと、ト音記号の「ド」、つまり “1点ハ” の音の位置になります。

音でいうと、ト音記号のド1点ハの音の場所です。

この音です。↓

ドの音・1点ハの音

ドの音・1点ハの音

 

最初は、たくさんの音を使わないので、若しくは、楽譜を使わないので、本来なら、

さくらさん
さくらさん

この付近の音だけ、指10本で弾けるといいかな~。

せっかく鍵盤がたくさんあるので、遊びながら音を出してみましょう!

◉ 鍵盤を「全身」で感じる遊び

  1. 手のひらで、端から鳴らしてみる↓

2、肘までの長さを使って、バーン!↓

 

3、お好きなグリッサンドをどうぞ♪↓
 親指で下に滑らせたり、上がっていく時は
 人差し指~小指の爪を使って弾いてみましょう。


上がっていく時は、

人差し指・中指・薬指・小指の爪の部分を使って、
手のひらを上に向けて演奏します。

 

鍵盤は、弾いてみると、または、弾くぐらいの曲を演奏することによって、身近に感じれます。

ピアノの鍵盤は、触ることでだんだん身近になっていきます。
曲を弾く前に、まずはたくさん触ってみましょう!

ペダルってどんな役割?まずは基本から

ペダルって難しそう…と思う方もいるかもしれませんが、
実は初心者こそ、最初から使ってほしい機能なんです。

まずは**一番右側のペダル(ダンパーペダル)**だけでOK!

ペダルを使うと、音が途切れずに響き続けるようになります。
つまり、メロディをつなげたり、曲に深みを加えることができるんですね。

🎹 音楽がふわっと広がるあの感じ。
ペダルの力って、思った以上にすごいんです!

楽譜にペダル記号がないときは“耳”で判断しよう

ペダルの使い方について、私が昔先生からよく言われていたのが…

**「ペダルは、耳でつけるんだよ」**という一言。

 

ねこ太郎
ねこ太郎

わからんよ・・?

これはつまり、音が濁ったな…と思ったらすぐに踏みかえて、響きを整理していくということなんです。

最初は難しくても、「濁ってるかどうかを聴く」練習をすることで、耳が育ちます。
感覚でペダルを使えるようになると、演奏の幅が一気に広がりますよ。

ペダルの踏み方の詳しくは、こちらの記事に書きました。こちらからどうぞ↓

楽譜にペダルの記号が書かれていない場合もあります。

さくらさん
さくらさん

楽譜に書かれていない場合は、どうしたらいいですか?

具体的な付け方は、上の記事に書いていますが、楽譜にペダルの記号がついていない場合でも、自分でペダルをつける事はできます。

素敵な演奏のために、ペダルをつけてみてくださいね。

ペダル練習で気をつけたいこと

練習で気をつけてほしいこともいくつかあります。

  • 裸足は避けましょう。
     → ペダルが錆びたり、曇りの原因になることもあります。

  • アップライトピアノのペダルは、戻すのを忘れずに。
     → 右側に引っかけるタイプのペダルは、練習後に必ず元に戻してくださいね。

ペダルは、練習終了後は、必ずもとに戻しておいてくださいね↓

ピアノは自分の大事な楽器。
日頃の扱い方にも、少しだけ気を配ってあげましょう🎵

まとめ:基本がわかれば、もっと自由に楽しめる!

  • ピアノの鍵盤は、まず「真ん中のエリア」を意識するところから

  • ペダルは最初から使ってOK!

  • 難しいルールより、「音をよく聴く」ことが大事

最初から完璧を目指すのではなく、たくさん触って、聴いて、少しずつ慣れていくことが大切です。音の広がり・響きを、ぜひ自分の手で体験してみてくださいね。

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