こんにちは、いのうえちづよです。

音を覚えて弾くのって難しいですよね。なかなか覚えられなくて・・。
今日は記憶不足を補う表現方法に関する記事です。
暗譜ができない…?大人には大人のピアノの楽しみ方があります
年齢と共に、暗譜が難しくなりますよね。
昔より覚えられないのは当たり前
私もそうなんです。
昔は、1・2回弾いたら、だいたい頭に入っていたのに、今は、何回弾いても入らず、一瞬で記憶が消し飛んだりします。
暗譜が出来なくなったなあ…
そして忘れるのが早くなった…
記憶に頼らず、他の力を育てる方法とは
そこで、嘆いても時間の無駄なので、別の部分を底上げする方法をお伝えします。
音を楽しみましょう。
“表現”は大人ピアノのいちばんの魅力
それは、やっぱり大人のピアノですから、大人の魅力たっぷりの音楽を奏でましょう。
子供の生徒さんは、大きい音と一口で言っても、その基準から伝えないといけないので、どれが大きいのか小さいのか、ということから始まります。
ですが、大人の方は、やはり、人生経験が豊富なので、音の大きさについても、すでに、わかっていることですから、それを生かした表現を考えます。
まずはやりすぎくらいがちょうどいい
・方法
まず、お家で練習する時は、少しやり過ぎぐらいの表現をしてみてください。
例えば、
✅クレッシェンド(=だんだん大きく)
✅デクレッシェンド(=だんだん小さく)
✅曲のゆらぎ(=少し遅くしたり少し早くしたりする表現)
など大げさに。

ちょっと、恥ずかしいよね。

人生経験を音に乗せてみる
そこから、少しづつ、曲に合った、例えば、フォルテ(=強く)ピアノ(=弱く)にしていきましょう。
通して弾く必要はありません。
部分練習をおすすめします。
演奏している様子って、自分じゃよくわからない場合もありますよね。
どれぐらい、大きくすればいいんだろう・・
このぐらいの曲の遅さでいいかな・・
同じフォルテでも、曲ごとに違いますから、それの試行錯誤です。
弾き方がわからなければ、まず思いっきり、だめかもなあ、という方法をしてみて、もとに戻していくと意外ときれいに収まったりするんですよね。
もしわからなければ、録画も出来ますから、どんどん録画もしてみましょう。
自分で見るだけなので、間違いは気にせず、表現の部分だけ、気をつけてみて下さいね。
表現を意識すると、意外と覚えられる?
暗譜という事とは、関連がないかもしれませんが、工夫して演奏をしていると、覚えやすいというのもあるんです。
工夫して弾くことで記憶に残る
ただ、流し弾きで、覚えようとするのと、あちこち弾き方に気をつけながら、弾くのとでは、覚え安さが変わります。
教室の生徒さんも覚えられなくて・・とお悩みな方が多いです。
レッスンでは、そういう場合は、そこに注意が向かないように気をつけています。
注意点としては、数回の繰り返し練習では、普通は、覚えられないですよね。
なので、そこで、覚えられない・・と落ち込まないで下さいね。
「覚えるため」ではなく「伝えるため」に弾く
大人ピアノは、人生経験豊富な大人の方が演奏するピアノです。
ピアノは、覚えることが目的ではありませんから、記憶の部分は、あまり気にしないでいきましょうか。
🌷「覚えられない…」と落ち込む前に、心を届ける演奏を。
メルマガでは、そんな大人ピアノに寄り添うヒントや、練習の工夫をお届けしています。
一緒に、あなたらしい音を見つけていきましょう♪
まとめ:ピアノは「覚えるもの」ではなく「伝えるもの」
弾き方に気をつけると、今までより、頭に入りやすいということもありますので、表現するということに変えて、演奏に生かしてみて下さいね。