ピアノの鍵盤はスイッチじゃないよ!音を出すコツは“太鼓のように”

弾き方のポイント(初心者)

こんにちは。
いのうえちづよです。

今日は「ピアノの音の出し方」について、初心者の方にもわかりやすくお話ししますね。

 

ピアノの鍵盤はスイッチじゃないよ!音を出すコツは“太鼓のように”

実はピアノは、「スイッチのように押せば音が出る」というものではありません。
“勢い”をつけて弾くことで、音がしっかり鳴る楽器なんです。

ピアノの音って、どうやって出るの?

ピアノって、鍵盤を押すと音が鳴りますよね。
でもこの「押す」って、ただ“力いっぱいギューッと押し込む”わけじゃないんです。

太鼓をたたくイメージで♪

ちょっと想像してみてください。
太鼓をゆっくりスローモーションでポン…と叩いても、ほとんど音が出ませんよね。

でも、バチを少し上から振り下ろすと、ポンッと音が鳴ります。
それが“勢い”です。

ピアノもまさに同じで、

  • 上から勢いよく弾く → 大きな音(フォルテ)
  • やさしく、でもはっきり弾く → 小さな音(ピアノ)

というように、**音の強さ(強弱)は、力ではなく“速さと勢い”**で調節します。

大きな音を出すときは?

「フォルテ(f)」=強く、大きな音を出すとき。

このとき、鍵盤をただギューッと押し込むのではなく
指を少し高めの位置から、スッと素早く下ろすようにして弾きます。

これが“勢い”のある打鍵(だけん)です。

押さえつけるだけでは、音は大きくなりません。
それどころか、手や腕に無駄な力が入りすぎてしまって、疲れやすくなったり音がにごってしまったりします。

小さな音を出すときは?

「ピアノ(p)」=弱く、小さな音を出すとき。

このときも、勢いは必要なんです。
「え?そっと弾くんじゃないの?」と思うかもしれませんが、

たとえば、内緒話ってどうですか?

声は小さいけれど、言葉ははっきり話しますよね。
モゴモゴしゃべったら、何を言ってるかわからなくなっちゃいます。

ピアノも同じ。
小さい音でも、指はしっかり使って“はっきり”弾くことが大事です。

指先でしっかり弾こう

ピアノを弾くとき、指が伸びすぎてしまうと、鍵盤に当たる面積が広くなって、音がぼやけてしまいます。

だから、指の先を意識して、コンパクトな形でしっかり打鍵することが大切です。
指の第一関節が、ペコッと曲がってしまわないように気をつけましょう。

まとめ:ピアノの音は「勢い」がカギ!

  • 鍵盤は、スイッチのように押すものではありません。
  • 大きな音も、小さな音も、勢いをコントロールして出す音です。
  • 指を高く振り上げなくてもOK。軽くスッと動かす速さや流れを大事にしてみてくださいね。

太鼓をたたくイメージ、ぜひ練習にも取り入れてみてください♪

今日もお読みいただきありがとうございました。