自分に合わない弾き方を練習するより、フォームの確認がおすすめです。

ポイントの画像 演奏のフォーム
ポイントの画像

ぴぴオンラインピアノ教室、いのうえちづよです。

[voicer icon=”https://tounpipi24.com/wp-content/uploads/2017/07/7778c9322a766f2085cf48b01145d4c8.jpg” name=”さくらさん”]何回も練習しても、動かせない指ってありますよね。こういう場合は、更に練習する必要がありますか?もう限界に近いんですけど。[/voicer]

今日は、生徒さんから頂いたご質問です。

自分に合わない弾き方を練習するより、フォームの確認がおすすめです。

何回練習しても、どうしても出来ない弾き方ってあります。

そういう時って、どうされていますか?
もう何百回も繰り返しているのに、どうしても弾けるようにならない場合です。

長年生徒さんを見てきて思う、こういう場合の原因としては、

  • 指遣いを決めていない
  • 音がうろ覚え
  • なんとなく弾いている
  • 指の使い方が間違っている
  • 演奏フォームが間違っている

という事があげられるようです。

指遣いを決めていない

指遣いについては、ここのブログでもたくさん書いていますが、とにかく1つに決めることです。

こちらの記事で、書いています↓
[kanren url=”https://tounpipi24.com/adult-piano-basic/key/2768/”] [kanren url=”https://tounpipi24.com/adult-piano-basic/key/3507/”]

音がうろ覚え

音をしっかりと読み取っていなくて、なんとなくうろ覚えになっている

なんとなく弾いている

繰り返しすぎると、練習に疲れてしまって、なんとなく惰性で繰り返してしまっているという時があります。
そういう時は、今一度全体を見直してみるほうが良いです。

指の使い方が間違っている

これも、指遣いに関係することですが、弾きにくい指を使っている場合や、構えの場所が違ったりする場合です。
構えに関する記事はこちら↓
[kanren url=”https://tounpipi24.com/adult-piano-basic/key/2008/”]

演奏フォームが間違っている

ピアノを弾く時には、ピアノ独自の演奏フォームというものがあります。
ちょっとした、手首の位置だったり、手の高さだったり、そういうことに気をつけると、途端にひきやすくなったりするんです。

例えば、初心者の方によく見られる、両の指の3・4の音がくっついて奏される事。

こういう場合、まだ上手く弾けないとその状態のまま練習するより、弾く形(フォーム)の確認をしてみましょう。
この方が近道の場合がありますから。

 

[voicel icon=”https://tounpipi24.com/wp-content/uploads/2021/06/6ea270c2d0c17f660fedeffc967268bc.jpg” name=”Chizuyo”]3・4の指は、もともと一緒に動くようになっているらしいです。[/voicel]

『この指とこの指が動かな~い』
という事になりますが、手首の位置をちょっと変えてみて下さい。

手首が低いと、手全体で、鍵盤を押さえつけるようになるので、ますます、指を上げないといけなくなるので、もっと動かしにくいと思います。
この場合は、少し大げさですが、イメージとしては、こんな感じになります↓

そういう時は、
そのまま、100回練習するより、フォームを確認して、1・2回弾いたら、いよいよ練習=くりかえすが、おすすめです。

ここでの練習は、何かというと、

手首を引き易い位置に保つため

の練習です。

人間の体は、体に悪い動きでも、自然と慣れて行って、その動きが定着するんだそうです。
足を組むとか・・猫背になるとかの動きです。

ピアノも、悪い弾き方とまでは言いませんが、なかなか出来ない事でも、何回も練習するとそのうちに弾けるようになるかもしれません。

指の動きも個人差がありますからね。
でも、時間がかかりますよね。

それより、時短に取り組んで、もっとより良く演奏する為のテクニック磨きに、時間を費やした方が良いですよね。

まとめ

練習で熱心に繰り返すことは、とても大切なことです。

でも、がむしゃらに・・・とか、意地になって・・となってくると少し違います。

そういう場合は、一旦練習を止めて、弾き方や手のフォームを見直してみてほしいです。
すると、今よりずっと短い時間で、弾けるようになりますよ。