【ピアノ奏法のコツ】手首の使い方を見直そう!

弾き方のポイント(初心者)

こんにちは、いのうえちづよです。

演奏の中で “音をどう切るか” って、意外と気にしたことがない方も多いのではないでしょうか。

実は、音の切り方ひとつで、ピアノの印象は大きく変わります。
特に大人の方は、力みやクセが無意識に出やすいので、ぜひ知っておきたいポイントなんです。

今日は、手首を使った音の切り方 を、わかりやすくお伝えします。

手首で音を切ると、音色がやさしく変わる

まず、音を切る=音を終わらせる動作のこと。

鍵盤を押したままでもピアノの音は自然に減衰しますが、
「音符の長さに合わせて、どのように鍵盤から離れるか」で、響き方が変わります。

同じ音符でも、

  • ぶつっと切れる

  • スッと流れるように切れる

  • ふわっと優しく消える

など、表情はさまざま。

その違いを作るのが 手首の使い方 なんです。

音を止める方法は主に4つある

音を切る動作には、いくつか種類があります。

① 指だけで切る

指の付け根から音を離す方法。
最も基本で、細かい動きに適しています。

② 手全体で切る

手首から先をまとめて上げる方法。
軽いアクセントにも使えます。

③ 手首で切る(今回のメイン)

手首をふんわり持ち上げて切る方法。
やさしく、丁寧で、心地よい余韻をつくれます。

④ 腕や身体ごと切る

重い和音を切るときなど、表現の幅が広い方法です。

演奏には「音の最後の表現」が必ずつきもの。
その中でも 手首で切る動作は、曲に“やさしさ”を与える大事なテクニック です。

手首を使った“ふんわり切る”コツ

手首で音を切るのは、すべての音符ではありません。
とくにおすすめは次の場面です。

  • 長い音を伸ばしたあと

  • フレーズの終わり

  • 最後の音を余韻を持たせて消したいとき

たとえば、最後の音が4拍伸ばす音なら、

1拍ごとに少しずつ手首を上げる
→ 5拍目にふわっと鍵盤から離れる

これだけで、音がしずくのようにやさしく消えます。

力を入れず、重さを抜いていくように。
これを身につけると、演奏の終わりがグッと上品になりますよ。

手首は日常動作でも育てられる

手首の動きは、ピアノだけで練習するとかえって固くなりやすいんです。

そんなときにおすすめなのが、日常の動き。

  • おいでおいで〜 と手首で呼ぶ動き

  • 机の上で手首だけ上下してみる

  • 何かをそっと持ち上げる動き

これだけでも、手首の可動域が広がっていきます。

ポイントは 腕ごと持ち上げないこと。
腕は重いので、まずは“手首だけ”で動かす感覚を育てるのがコツです。

まとめ:手首が動くと、音の世界が広がる

手首を上げる動きは、普段使わないため、最初はぎこちなくて当然です。

でも、練習していくと、

  • 音の終わりがやさしくなる

  • 曲に流れが生まれる

  • フレーズの表現が上品になる

など、演奏に大きな変化があらわれます。

ぜひ、今日から「お化けの手」で練習してみてくださいね。
ふわっと手首が上がるようになると、音の世界が一段と豊かになりますよ。

 

ピアノの音が「固く聞こえる…?」と感じる方へ。
今回の記事では、手首を使った“音の切り方”をやさしく解説しています。
ふんわり響く音が出せるようになるヒントを、ぜひチェックしてみてくださいね。