指遣いは、必ず一つに決めましょう。間違う回数が劇的に変化します!
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ぴぴピアノ教室【大人の初心者ピアノ教室】いのうえちづよです。
今日は、指遣いを決める必要について書きます。
目次
指遣いは、必ず一つに決めましょう。間違う回数が劇的に変化します!
指遣いというのは、絶対的なものではありません。
それぞれに弾きやすい指遣いはありますし、体つきも様々。
また、同じ曲なのに、教本によって、指遣いが変わったりするからです。
なのに、なぜ、指遣いを、1つに決めないといけないのでしょうか。
それには理由があります。
指使いを守る理由は、
- ・間違わないように弾くため
- ・間違う回数を減らすため
- ・曲をなめらかに演奏するため。
- ・いろいろな高さの音を、片手5本の指、両手10本の指で、弾くため
です。
指遣いを決めると、間違う回数が、本当に減ります。
順番に、ご説明しますね。
間違わないように弾くため
曲を弾く度に、指遣いが変わっていたら、音は分かっていても、指がウロウロとするので、弾き間違いが増えるんです。
しまった!間違った
と思うと、益々、皆さん、練習をします。
練習では1回1回、違う指遣いを使っての練習です。
そして、更に弾き間違いが増えると言った悪循環です。
レッスンでも
この部分の指遣いは、決めていますか?
Chizuyo
と伺うと、
指遣いですか?決めていません。
さくらさん
という答えが帰ってきた時は、まずは、指遣いを決めることから始めます。
そこまで、自由に弾いてきているので、直すと窮屈に感じますが、指遣いを一つに決めて、繰り返していくと、弾きミスが減ってくるんです。
頭が覚えていなくても、指が覚えてくれるからなんですね。
間違う回数を減らすため
これも、ほぼ上の項目と同じ理由ですね。
鍵盤の順番や、ドの2つ上はミなどのことが、感覚で、瞬時で、分かるようになるまでは、指遣いをしっかりと決めたほうが、間違う回数を減らす事が出来ます。
指の順番や動きで、曲の演奏ができるからですね。
曲をなめらかに演奏するため
以前、弾ける範囲を1・2・3・4・5の指で弾いた後は、そこから上の音は、小指で、全て弾くという、荒行をされた生徒さんがいました。
こんな感じ〜↓
この場合は、音が、てんてんてん・・・と途切れます。
これだと、音楽になりませんね。
特に、バラードやワルツなどの曲を弾く時は、音が途切れる奏法だと、音楽がなめらかに流れて聴こえません。
なので、音が繋がるように滑らかに演奏するために、指遣いを考えます。
自然な動きで、指がちゃんとすべての音を網羅するように。
いろいろな高さの音を、片手5本の指、両手10本の指で、弾くため
これも、言わずもがな、って感じですが、指は、片手ずつが5本。
両手合わせると10本。
ピアノの鍵盤は、88鍵。
これを10本で演奏するとなると、しっかりと指遣いを決めないと、弾けません。
私も、指遣いを決めるために、繰り返し練習する事があります。
決めるまで、何回も何回も。
一生懸命考えます。
時には、楽譜に書いてある指遣いが合わない事もあるので、更に、考えます。
必死です。
何故かと言うと、最終的には、音楽を作り上げたいからです。
ただ音を、ピアノで弾きたいからではなくて、音楽にまで作り上げたいから、なんですね。
これには、やはり指遣いが大切なんです。
素晴らしい記憶の持ち主の方は、弾く音の場所と旋律を覚えることができると思うので、都度指遣いを変えても大丈夫かもしれません。
普通の方は、やはり練習によって、音・メロディ・さらに弾く場所を、覚えていくと思うので、指遣いをしっかりと決めて弾く必要があります。
楽譜の指遣いがどうしてもできない場合は?
楽譜に書いてある指遣いがどうしてもできない場合は、一生懸命、必死で考えて、1回だけ変えてもいいとお伝えしています。
他の記事でも書いています。
なぜなら、指は一人一人違うからです。
体つきが違うように、手つきも一人一人違うからです。
でもでも、1回だけですよ。
まとめ
教室の生徒さんが、指遣いと言うのは、しっかりと決めないと同じ所を間違うものなんですねえとおっしゃったんです。
本当にその通りで、指遣いというのは決めずに、弾くたび変えていると、指が迷うので、音は違うと思っていても、やっぱり間違うようになります。
納得出来ないと守るのは難しいですよね。
私もそうなので、そのおっしゃった生徒さんが、身に染みたと仰ったので、良かったなと思いました。
だからと言って、直ぐに上達する訳ではありませんが、わかってするのとわからずにするのとでは上達の度合いが違うんですよね。
指遣い、決めてみてくださいね
今日もお読みくださってありがとうございました。