指遣いは、必ず一つに決めましょう。間違う回数が劇的に変化します!

弾き方のポイント(初心者)

こんにちは。いのうえちづよです。

今日は、「指遣いを決める必要」について書きます。

なぜ指遣いを一つに決める必要があるのか?

指遣いというのは、絶対的なものではありません

それぞれに弾きやすい指遣いはありますし、体つきも様々。
また、同じ曲なのに、教本によって、指遣いが変わったりするからです。

なのに、なぜ、指遣いを、1つに決めないといけないのでしょうか。
それには理由があります。

指遣いを決めるメリット4つ

① 間違わないように弾ける

曲を弾く度に、指遣いが変わっていたら、音は分かっていても、指がウロウロとするので、弾き間違いが増えるんです。

 

「しまった!間違った」
と思うと、益々、皆さん、練習をします。

練習では1回1回、違う指遣いを使っての練習ですからこの練習によって更に弾き間違いが増えるといった悪循環が生まれます。

② 間違う回数を減らせる

これも、ほぼ上の項目と同じ理由ですね。

鍵盤の順番や、ドの2つ上はミなどのことが、感覚で、瞬時で、分かるようになるまでは、指遣いをしっかりと決めたほうが、間違う回数を減らす事が出来ます。

指の順番や動きで、曲の演奏ができるからですね。

③ 曲をなめらかに演奏できる

指遣いは、音が繋がるように滑らかに演奏するために考えます。自然な動きで、指がちゃんとすべての音を網羅するように。

以前、教室レッスンが、「全て小指で弾く」という、荒行をされた生徒さんがいました。

こんな感じ〜↓

アチョーの手

 

 

この場合は、音が、てんてんてん・・・と途切れて、音楽になりませんよね。

 

④ 片手5本・両手10本で88鍵を弾くため

これも、言わずもがな、って感じですが、

指は、両手合わせると10。ピアノの鍵盤は、88鍵

これを10本で演奏するとなると、しっかりと指遣いを決めないと、弾けません。

 

私も、指遣いを決めるために、繰り返し練習する事があります。
時には、楽譜に書いてある指遣いが合わない事もあるので、更に、考えます。

どうしてそこまでするかというと最終的には、音楽を作り上げたいからです。
ただ音を、ピアノで弾きたいからではなくて、音楽にまで作り上げたいから、なんですね。

これには、やはり指遣いが大切なんです。

  • 自分の手に合わない場合の工夫

  • ただし変更は「一回だけ」にすること

楽譜の指遣いが合わないときは?

楽譜に書いてある指遣いがどうしてもできない場合は、一生懸命、必死で考えて、1回だけ変えてもいいとお伝えしています。

指遣いについてはこちらの記事でも扱っています↓

生徒さんの実感の声

教室の生徒さんが、指遣いと言うのは、しっかりと決めないと同じ所を間違うものなんですねえとおっしゃったんです。

本当にその通りで、指遣いというのは決めずに、弾くたび変えていると、指が迷うので、音は違うと思っていても、やっぱり間違うようになります。納得出来ないと守るのは難しいですよね。

まとめ

指遣いは「自由」ではなく「決めて守る」ことで、安定して上達できるんですね。

だからと言って、直ぐに上達する訳ではありませんが、わかってするのとわからずにするのとでは上達の度合いが違うんです。

まずは一曲、指遣いを決めて弾いてみてくださいね。

指遣いを一度決めるだけで安定します。まずは一曲だけ試してみてください。
練習のちょっとしたコツを、メルマガで補足しています。