こんにちは。いのうえちづよです。
ぴぴピアノの教室の生徒さん、昔も今も幼稚園教諭を目指す方や、現在、幼稚園や学校の先生の生徒さんが多数ご在籍中です。
この生徒さん方のレッスンで、【楽譜があまり読めない】【譜読みが苦手】【楽譜を読み取るのに時間がかかる】こんな方の場合、コードを使って、まずは簡単なアレンジの伴奏が、弾けるようにするレッスンをしています。
アレンジと言っても、基本の和音を使って、3つのパターンを覚えるだけです。
今日はこの事についてご説明しますね。
基本の3つの和音とは。
ピアノで使うコードとは、和音に付けられた記号の事です。
マイナーコードとかメジャーコードとかの一般コードから、ディミニッシュ・トライアドとかサス・フォーとか、オーグメントとか。

むむむ・・・。
なんじゃそりゃ、美味しいの・・・?的なコード名がたくさん出てきます。
最初からそんなのを覚えていた日にゃあ、アナタ!
子ども達と楽しくお歌を歌うのはいつ?ってなりますよね。
まずは、3つの基本の和音(コード)を覚えれば十分です。3つの基本の三和音というのは、その調の中で作られている、【Ⅰ・Ⅳ・Ⅴ】の和音の事です。
例えば、ハ長調の場合、1番目の音、4番目の音、5番目の音の上に、音を重ねて和音にした基本三和音が、それぞれ、Ⅰ=C Ⅳ=F Ⅴ=G の和音です。下図⬇️
演奏をする時は、コードの構成音の順番を変えて演奏してもいいので、下の図のように、例えばFコードのように【ファ・ラ・ド】の順番を変えて【ド・ファ・ラ】にして演奏する事も出来ます。
これを、転回形と言います。下図⬇️
この基本三和音を使って、アレンジする場合覚えておくと良い事があります。
それは、
★【コード=和音】って基本、【3つ】の音から出来ているということ。
★音楽は、2拍子・3拍子・4拍子が基本だよ
★童謡の場合は、基本三和音でアレンジできます
ということです。
3つの和音とは、Ⅰ・Ⅳ・Ⅴの和音のこと
和音は、基本的に3つの音を、順番に重ねて、出来ています。下図⬇️
これ以外の和音で、良く見られるものに、7がつくセブンスコードなどがあります。
この場合は、4つの音が使われていますね。↓
2拍子・3拍子・4拍子でアレンジする
次に、アレンジの方法です。
音楽には、拍子というものがあります。
一番取り組みやすい、また、童謡にも多いのが、2拍子・3拍子・4拍子ですね。
- 4分の2拍子が、《2拍子》
- 4分の3拍子が、《3拍子》
- 4分の4拍子が、《4拍子》
となります。
拍子記号は算数と一緒で下から読みますが、音楽では、下の数字が、基準になる音符を表していて、上の数字が、具体的な拍子を表しています。
4分の4拍子の場合、基準となる音符が4分音符、、1小節の中には4拍入っていることになります。
伴奏をする場合も、この拍子どおりに伴奏しましょう。
童謡は基本三和音を使ってアレンジしよう
まずは、2拍子の場合、3つの構成音を2つに分けて演奏します。
①ハ長調のⅠの和音【Cコード】→左手の小指で【根音のド】を演奏。
根音とはこちらの記事をどうぞ↓
この弾き方だと2拍に出来ますね。
こんな感じになります。下図⬇️
次に【3拍子】の場合は、和音の【構成音が3つ】なので、和音を1つずつ演奏すればいいですね。こんな感じ⬇️
最後は、【4拍子】です。
この場合はどうすればいいと思いますか?

はい。あなた!どうぞ。
こういわれるとドキッとしますよね。(^^;)

この場合は、和音の音は3つなので、【どれか1つ多く演奏】すれば4拍子に出来ます

せいかーい!
こんな感じですね。⬇️
これを倍にして弾いてもいいですよ。⬇️
こうすると、同じ4拍子でも伴奏の音が増えるので、ちょっと難易度が上がるけど、でも4拍子になりますね。
まとめ
忙しい時は楽譜の譜読みまで時間がかけられないと思います。
楽譜を直ぐ見てその場で演奏出来るといいのですが、そういうことを言ってられない時もありますから、まずはこの【3つのパターン】を覚えましょう。
これさえ、まず覚えれば、最強です!
ピアノの練習は、ピアノの鍵盤の上だけじゃないです。机の上で、この型を動かしてみてね。
今日もお読みくださってありがとうございました。