こんにちは。いのうえちづよです。

音階練習をする時、最低でも鍵盤を7つ弾かないといけないのですが、指は左右5本ずつしかないけど、どうやって全部の鍵盤を弾くんですか?指遣いを考える時も役に立つことってありますか?
今日は、指遣いについてお伝えします。
指遣いってどう考えればいいの?
基礎の指のテクニックと言うと
・指ごえ
・指くぐり
というものがあります。
このテクニックを使うと、5本の指だけで、88個の鍵盤を弾く助けに、なってくれます。
基本の2つのテクニック
指ごえとは
指の上を越えて動くテクニックです。
右手の場合は高い音から低い音へ移動する時、左手は、この逆の場合によく使います。
指ごえのやり方
隣の音に移る時に、1⇨3と動かしていくと、高い音から低い音の方へ指を移動していけます(←右手の場合)
今回は、白鍵=白い鍵盤のみです。
指ごえのコツ
指を開きっぱなしでは無く、少しすぼめるようにして弾くと弾きやすいです。
指3本だけ使って弾くだけで、鍵盤の端から端へ移動していけるので、生徒さんにも好評の練習法です。
指くぐりとは
指の下を潜らせて動くテクニックです。
右手の場合は低い音から高い音へ移動する時、左手は、この逆の場合によく使います。
指くぐりのやり方
隣の音に移る時に、3⇨1と動かしていくと、低い音から高い音の方へ指を移動していけます(←右手の場合)
今回は、白鍵=白い鍵盤のみです。
鍵盤上をどんどん移動していける指遣いですね。
指くぐりのコツ
指を開きっぱなしでは無く、少しすぼめるようにして弾くと弾きやすいです。
指3本だけ使って弾くだけで、鍵盤の端から端へ移動していけるので、生徒さんにも好評の練習法です。
指遣いを考える時のコツ
楽譜に指番号が書いていない場合の判断方法。
まずは「5本の指で収まるか」を確認します。
間に合う場合は「そのまま演奏」でいいです。
これが通用しない場合、指くぐりや指ごえを使います。
指遣いは、最初できっちり決めて弾く方がいいです。途中で、何回も変えると、その場でつっかえて止まってしまう事が、多くなるからです。
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レッスンでの実例
このテクニックを使うと白鍵と黒鍵を交互に演奏しながら鍵盤の端から端まで到達するテクニックが練習できます。指を柔軟にする為にはとても大切な練習です。
例:白鍵ド(1)⇨黒鍵#️⃣ド(3)⇨白鍵レ(1)⇨黒鍵#️⃣レ(3)⇨白鍵ミ(1)⇨白鍵ファ(2)⇨黒鍵#️⃣ファ(3)
指遣いを変えるときの注意点
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指遣いは途中で何度も変えたらダメです。なぜなら、指が動きに慣れなくてミスが増えるからです。
指遣いを替える場合は、1回だけにしましょう。 - 指遣いの関連記事はこちらから↓
まとめ
指くぐり・指ごえがピアノテクニックの基本なので、工夫して使ってみましょう。
最初は難しくても、必ず身につくので練習してみてね。
今日もお読みくださってありがとうございます。