大人初めてのピアノ独学学習者さん・ピアノの先生

【無料メルマガ】大人ピアノ初めてさんの 一人で練習を応援!

感じが似ている曲のからくりは、ハーモニーがいっしょ。

WRITER
 
感じが似ている曲のからくりは、ハーモニーがいっしょ。
この記事を書いている人 - WRITER -
ぴぴオンラインピアノ教室【大人初心者ピアノ教室】講師 /中学校の音楽の先生→ピアノ講師/ピアノ指導歴20年/姶良市にて常時60人近くの生徒さんとレッスン/令和2年より鹿児島市でオンラインレッスンを展開/趣味は手作り教材作り/主にコード奏の事と演奏のコツ、教室経営に役立つ事を書いています。
詳しいプロフィールはこちら

Warning: Undefined variable $kanren in /home/chizyon6392/tounpipi24.com/public_html/wp-content/themes/elephant3/library/shortcodes.php on line 578

ぴぴピアノ教室【大人初めてピアノ教室】いのうえちづよです。

好きな曲って、なんとなく似たような感じがするんですよね。なぜかしら・・

さくらさん

今日は、生徒さんのこんなご質問に答えてみようと思います。

感じが似ている曲のからくりは、ハーモニーがいっしょ。

曲を聴いていると、なんとなく似た感じがする曲ってあります。

題名も違うし、作っている人も違うのに、雰囲気が同じと言うか、響きが一緒のような気がする

なぜこういう事が起こるのでしょうか?

実はこういう曲には、理由があります。

それは、曲に流れている和音の進みが、同じってことなんです。

和音の進み?

はなちゃん

そうそう。和音の進み。他に、コード進行とか言われるよね。

Chizuyo

 

例えば、童謡、チューリップ。

最初の1小節めからの和音は、こういうのが使われています。

さいたー さいたー チューリップの 花が
C     C    C       G

使われているコードの構成音は、

  • C=ド・ミ・ソ
  • G=ソ・シ・レ

この同じ並びの和音を使って曲を作ったとしたら、どうでしょう。

旋律のメロディは、いろいろなメロディができると思います。
根底に流れている和音の並びは、

  • C・C・C・G

です。

これが、同じ感じがする曲のからくりです。

要するに、どういう事・・・?

さくらさん

要するに、伴奏の響きが一緒ってことです。

Chizuyo

 

このチューリップの曲は、C・C・C・Gでしか伴奏をすることが出来ません。
他の和音を弾いても、伴奏にならないんです。

なるほど。

さくらさん

この同じ、和音の並びを使って、曲を作ったとしたら・・・?

響き的におなじになるということですよね。

Chizuyo

 

もう一つは、音楽の動きで同じ感じになるというのがあります。

音楽の動きで、感じが似てくる

下の画像を見て下さい。

少し極端な例ですが、チューリップのメロディを少し変えてみました。

経過音の画像

経過音の画像

赤丸の音は、コードを決定づけている音になるので、変えることは出来ませんが、あいだの経過音と言われるものは変えられます。

この音を変えることで、メロディは少し違ったものになりましたが、コードが変わらないので、似た響きになります。

Chizuyo

 

メロディラインを変えてみる

次は、メロディラインです。

メロディラインとは、メロディを線として表現した言葉です。

チューリップを実際に線で表すとこうなります。

メロディライン

 

少し作り変えたものがこちら↓

チューリップのメロディライン

他の曲のメロディライン

 

 

すごく変わるとこうなりますね。

 

メロディが変わっているんですが、元々の伴奏が変わらないので、やはり響きが同じ感じになって、似たような曲になると思います。

 

メロディの中の音を使って、伴奏は出来ている

和音が書いていない曲の場合、メロディに使われている音から、和音をつけることが出来ます。

 

ということは、関係のない和音の伴奏は、曲には付けられないということなんですね。

最初のメロディが

ドレミ〜

だったら、

レの音が経過音と言われるもので、ドとミが含まれている和音を付けます。

基本的には、ドミソを構成音に持つ、

Cコード

を弾きます。

このように

  • 和音が一緒
  • 進み方が一緒
  • メロディラインが似たような感じ

になると、音楽が似たような感じになると思います。

まとめ

音楽の盗作とか、騒がれたりしますよね。

そんな事は無いと思いますよ。
私はたまたま、だと思います。

その似た旋律が、きっとたくさんの人にいいなと思われる旋律だったんだと思います。

素敵な旋律は、多くの人に愛されるんですね。

今日は、ちょっとしたマメ知識を書きました。
心配せず、曲作りにも、挑戦してみて下さいね。

この記事を書いている人 - WRITER -
ぴぴオンラインピアノ教室【大人初心者ピアノ教室】講師 /中学校の音楽の先生→ピアノ講師/ピアノ指導歴20年/姶良市にて常時60人近くの生徒さんとレッスン/令和2年より鹿児島市でオンラインレッスンを展開/趣味は手作り教材作り/主にコード奏の事と演奏のコツ、教室経営に役立つ事を書いています。
詳しいプロフィールはこちら







 

Copyright© ピアノを通じて明るく楽しい人生をお手伝い , 2016 All Rights Reserved.