歌詞付きの曲の楽譜を使う場合、2つの弾き方があります。必要に応じて弾き分けましょう。

ぴぴピアノ教室【大人初心者ピアノ教室】いのうえちづよです。
楽譜の音符の玉の大きさが大きいのと小さいのと一緒に書かれている部分がありました。これって、どういう風に弾けばいいですか?
さくらさん
レッスンで、【歌詞付きの楽譜の読み方】を訊かれたので、書いてみます。
目次
歌詞付きの曲の楽譜を使う場合、2つの弾き方があります。必要に応じて弾き分けましょう。
歌詞って、1番2番って言葉が違いますよね。
なので、楽譜によっては、それが丁寧に分けて書いてあるものが多いんです。
歌詞が違うって事は、言葉の数が違うって事。
そんな場合は、音符も変わってきます。
楽譜の書き方が、違うんです。
そういう場合、どこを弾けばいいんでしょう。
2つの方法で書いてみます。
- 歌詞の言葉の数に音符の数があっていない場合
- 1番の歌詞と2番の歌詞の数が違う場合
歌詞の言葉の数に、音符の数が合っていない場合
童謡などの場合は、歌詞の言葉の数が決まっている場合、
いわゆる【5・7・5・7・7】にのっとって歌詞が出来ています。
1番・2番と歌詞の言葉の数が同じ場合は、別に書く必要がないので、リピート記号などで、繰り返してあります。
でも、J-popなどの場合は、言葉の数が違っても、変な言い方ですけど、その拍数に押し込めるので、音符の数が歌詞に合っていません。
この楽譜、お判りでしょうか?
歌詞の言葉の数だけの音符は、書いていないですよね。
他に、【ラップ】と呼ばれる曲なども、歌詞の数だけの音は書いていないです。
まずは、こういう場合は、
この楽譜に書いてある音だけを演奏する、
でいいと思います。
無理に、この言葉数に合わせて、音を増やしたりする必要はありません。
かえって音が連打されるので、うるさく感じたり、音楽として変な感じになったりします。
もともと、ラップなどの曲には、音がなくて、語り調で歌われますからね。
なので、寧ろ、音を減らすぐらいでいいです。
1番と2番の歌詞の言葉の数が違う場合
次は、楽譜として、音がちゃんとある場合の楽譜では、1番目と2番目の言葉の数が違う場合は、
- 1回目の時は大きい玉の方、
- 2回目の時は小さい玉の方、
という具合に読み替えます。

元の楽譜
上の楽譜から、それぞれの歌詞を取り出すと、
1番の歌詞は大きい玉
2番目は小さい玉
を弾きます。
コードで伴奏したり、楽譜の伴奏部分だけを演奏する場合は、1番2番と弾き分けなくてもいいですが、メロディを演奏する場合は、この弾き分けがあったほうがいいですね。
弾き分けなくてもいい場合
でもね、こういう場合の音符を、1番の時、2番の時、と無理に演奏する必要はないです。
自分で楽しむ場合やきっちり弾く必要のない場面では、2番の時も1番を弾いても構わないです。
そうなんですね〜
さくらさん
その時に鳴る、音の響きだけで、歌は歌えるからですね。
にゃるほど〜。
ネコ太郎
まとめ
歌詞付きの楽譜の場合は、1番は、大きな玉の音符で書いてあって、2番は、小さい玉の音符で書いてあります。
なので、ちゃんと弾きたい場合は、弾き分けてくださいね。
ただし、歌詞を歌ったりしない場合は、どちらかを、2回繰り返すだけでも、OK!。
楽しむ事が一番大切ですからね。