やさしい音は“手首”から生まれる。 ピアノの音色を変える小さなコツ

弾き方のポイント(初心者)

こんにちは。いのうえちづよです。

曲の演奏にはテクニック(=技巧の部分)も必要と思いますが、テクニックの中には、表現方法という部分も含まれると思います。

表現するために、テクニックを駆使しますよね。

今日は、テクニックの部分と、気持ちの部分もちょっとだけお伝えします。

手首の使い方で音色は変わる?

童謡を使って、コード弾きなどの練習されている生徒さんも結構多いのですが、童謡というのは、対象がお子さんだったりするので、「歌い聴かせる」ような「優しく諭すように」などの感じになる場合もありますよね。

子ども達も元気ですから、元気に演奏しないといけない場合ももちろんあります。

童謡と言えども、1曲1曲、曲の持つ感じがあります。
それを生かすように、演奏出来るといいのかなと思います。

でも、方法がわからないと演奏できませんよね。

そこで、ひとつの方法をお伝えしようと思います。

手首が硬いと音も硬くなる理由

ピアノを弾く時、手首は、クッションの役割があります。
ガチガチのまま、動かすと音がとても硬くなります。

手首を柔らかくすると、音も柔らかくなるんです。

手首を柔らかくする簡単エクササイズ

手首を使って、両の手を波打つように動かしてみましょう。

体操選手が、リボンを使った演技をするのを見たことがありますか?
リボンってくるくる回すと、その動きに沿って、まるまる〜っとついてきますよね。

ちょっと想像してみましょうか。

手首を固くしたまま、リボンを降るとどんな感じになると思います?

はなちゃん
はなちゃん

腕が疲れる?早く動かせないね。ギクシャクした感じになるかも。

いのうえちづよ
いのうえちづよ

柔らかくして動かすと・・・?

 

はなちゃん
はなちゃん

動かしやすい。フワッて感じ?

いのうえちづよ
いのうえちづよ
そうそう。

柔らかく音を切るための手首の動き

普段の演奏でも、手首を柔らかくして演奏すると、音が柔らかく切れます。

注意点は、全部の音1つ1つを、手首を上下して切らないことです。

それだと、演奏に余計な動きが加わるので、それはまちがい。
目安としては、ワンフレーズごとや、その音だけ柔らかく切りたい時につかいましょう。

鍵盤を弾いた後、手首から自然な感じで持ち上げます。
すると、鍵盤から指がやさしく来れるので、優しい演奏になりますよ。

You Tubeなどのプロピアニストの演奏を見てみてくださいね。

曲を最初から最後まで、通しではそうなってはいませんが、必要な時は手をゆっくりと持ち上げて鍵盤から離しています。

気持ちも音に影響する

演奏はテクニックも大切ですが、出来るようになると同時に気持ちもしっかりと付けて下さい。
優しい演奏をしたい時は、優しい気持ちで演奏ですよ。

まとめ

曲を仕上げる段階では、譜読みも終わっていますし、今度は音楽記号を活かす演奏をすると思います。

でも、演奏方法がわからないと活かす事ができないので、今日は一つの方法として、手首を使った方法をお伝えしました。

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