こんにちは。いのうえちづよです。

私、手がとても小さいんです。指が短くて。だから弾けない曲が多いんです。
今日はこういう方に向けて書きますね。
手が小さいとピアノが弾けない?そんなことはありません
手が小さい・指が短い。
こういう事でお悩みの方って、多いですね。
こういう場合でも、弾き方は色々あります。
私も手が小さめ。だからこそ伝えたいこと
実際、私も手が大きい方ではありません。
子供の頃は、あたりまえですが、小さいですよね。
私の先生は、立派な実績を持たれた先生で、ご自分は難易度のある曲を難なく弾かれるような先生でした。男の先生でしたし、手はおっきかったです。
ですが、私の手が小さくて弾けない曲でも、色々工夫して弾けるようにしてくださっていました。
楽譜にも、工夫の跡がたくさんあるんですよ。(*^^*)
小さな手でも、工夫すれば弾けます
私の当時の友達も、体が小さい子でしたが、とても素敵に、曲を演奏していました。
もちろん先生が工夫してくださっていた楽譜です。
曲によっては、指が届かない曲って、たくさんありますよね。
作曲家が、男性だったりすると、やっぱり女性は届かないことが多いです。
指が開くようにするストレッチなどもあります。
ストレッチについて書いている記事はこちらです。↓
いざ曲を弾いている最中は、気持ちが焦ってしまって、なかなか気長にストレッチというわけにはならないですよね。
そこで、ちょっとコツですが、一度に2つ音を押さえるという方法があるんです。
おすすめ①|指1本で2つの音を押さえる方法
コツは「親指の可動域」を活かすこと
楽譜に書かれている音で、5本指全部を使って押さえる和音があったりします。
1オクターブに指が届いたとしても、他に押さえる音が3つあると、どうしても指が広がらなくなるので、通常の音でも押さえにくいという事が出てきます。
その時は、親指でこの2つの音を同時に押さえます。⬇️

和音を押さえる
⬇️

2つの音を1つの指で押さえる
2の指と3の指の間って、広げるのに限界があります。
ですが、1の指と2の指の間は、う〜んと広げることができます。
指の構造上、この2本は広げやすいんです。
最初は難しくても、繰り返せばできます
少し工夫は必要ですが、その場面だけ、ちょっと頑張ればうまくいきますよ。ぜひ試してみてくださいね。
最初は、し慣れない動きですから、できないと思います。
1・2回でできたら、すごいです!
最初からできるのは稀なので、一瞬で、その形にできるように、何回も何回も練習してください。
他にも、演奏上で届かない音などがあったら、
- アルペジオで弾く(音をばらして弾く)
- ペダルを駆使する
という方法があります。
おすすめ②|アルペジオで音をばらして弾く
届かない和音は分解してOK
和音を弾く時に、届かない時は、アルペジオにして弾くと押さえられます。
アルペジオとはこういう記号です⬇️

アルペジオ(arpeggio)記号
これがついている場合は、通常の場合は下から、矢印が下に向いている場合は上の音からバラして弾きます。
アルペジオ記号がなくても活用できます。
アルペジオ記号がなくても、アルペジオのようにバラして演奏することもOKです。
おすすめ③|ペダルで音をつなげる
ペダルを使えば、手が届かなくても響かせられる
ペダルを使う方法は、下の音を押さえた後、ペダルを踏んで、上の音に移るというもの。
他に、下の音を押さえつつ、ペダルを踏むと上の音に移動して鳴らすという事が出来ますね。
ペダルは、音を伸ばす事ができます。普段から色々と使ってみる事をお勧めしたいです。
少しずつ練習すれば、自然に使えるようになります
少しずつ練習すると必ず使えるようになりますから、諦めずに使ってみてくださいね。
ペダルの踏み方について書いた記事です↓
まとめ|手が小さくても、ピアノは楽しめます♪
レッスンでも、生徒さんからよく頂くご質問から書いてみました。
私も手が大きい方ではありません。
でも、手が小さくても、ピアノを弾く方法はあります。
その中から、今日は3つご紹介しました。どうか手の小ささを嘆く事無く、ここに挙げた方法で楽しんでくださいね。
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