こんにちは。いのうえちづよです。

曲の速度を上げる練習に入ったら、練習+思い切りも必要なんです。

どういうこと?
演奏速度を上げたい時に大切な2つのこと
速く弾くためには“練習”だけでは足りません。“思い切り”を加えることで、驚くほど演奏がラクになります。
演奏フォームが大切とお伝えしているように速さを上げるために気をつける事は手の『打鍵の方向』と『力の向き』です。
その事が出来るようになったら、速さを上げましょう。
速さと言ってもただがむしゃらに早くするわけではなくて、その曲にふさわしい速さにしてみようというご提案です。

最初から早くしたらダメなの?

そんな事はないんだけどね、早く弾くって意外と難しいのよ
演奏フォームが良くないうちに早く弾くと変なふうに力が入ってしまって、
「早く弾くことが出来ない」=「指を早く動かす事ができない」
からです。
練習しさえすれば早くできる!というわけにはいかないんですよね。

そうなんですか・・。
だからこそ考えないといけない事があるという事です。
速度を上げるためには、
- ✅練習をする
- ✅思い切りで弾く
があるといいです。練習はもちろんですよね。
ただ、少し、コツがあって、打鍵後に押さえつける弾き方をしていると、なかなか速度を上げることに結びつきません。重い感じになってしまうんです。
指先に両面テープがくっついていて、打鍵するごとに、
ぺた
とくっついて、持ち上げる時少し抵抗がある弾き方です。
聴いている方も【おも~】って感じになります。
ねば~ おも~
て感じです(^^;)
この弾き方を改善できるといいです。
演奏フォームについて書かれた記事はこちらです。↓
「練習+思い切り」で速さを味方にする
手や腕の動かし方・力の向きを整えた上で“思い切り”弾くコツを紹介します。
次は思い切りよく弾きましょう
以前、跳躍している音を弾く場合、例えば、ブルグミュラーさんが作った『アラベスク』の最後の部分みたいな音の時は、

ここですね↓
打鍵後、
- 1、少し早めに移動
- 2、それから落ち着いて打鍵
とお伝えしていました。
これは、例えばステージ上の演技で、

❶1幕と2幕の間が、5秒しかない!
❷1幕でご挨拶をした後、ステージから下がって(この時は左側から出る)ステージの後ろ(又は奈落)を走りぬけて、
2幕では、右から登場!
なんて時と一緒です。
と以前、お話させて頂きました。
速く弾く時こそ大切な“移動の準備”
ブルグミュラー「アラベスク」のような跳躍フレーズにも応用できる、移動のタイミングと心構えを解説します。
演奏中は、リズムに乗って打鍵するのが基本ですが、場所移動が大きい場合は
- ❶ちょっと早めに移動して、
- ❷落ち着いて準備して、
- ❸リズムにのって打鍵する
という方法がおすすめです。
この場合は、音が間違ったどうしよう・・って音は指任せになるので、練習+思い切りが必要になりますよね。
その際は、腕の方を心持ち速めに動かしてみるですね。演奏自体が早くならないように気を付けてくださいね。慌てた感じになったらダメです。
この場合は、次の打鍵の場所が、目視で来ていると、なおいいのかなと考えます。
打鍵後、次の音を目で見ながら、指は、和音をかたどって、その音めがけて移動しますよ。
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まとめ
速度を上げる時はまずは練習しますが、曲を仕上げるためには思い切って動く事も大切です。何回も練習して、いい感じの弾き方を見つけてくださいね。
今日もお読みくださってありがとうございます。




