こんにちは。いのうえちづよです。
教室を開いてから、
幼稚園の先生方や趣味でピアノを楽しむ30・40代の生徒さん方が約半分、
60歳代から上の方が残り半数という方にご入会頂けました。
ご年配の方のレッスンでは、
最初から、指のテクニック曲などは使わないので、
お好きな曲のみのレッスンとなります。
お好きな曲のみのレッスンは、
いろんな決まり事をあまり扱わずに
練習することになるので、
意外と大変です。
そういう場合にお勧めする内容を書いています。
和音を使って、自分なりの伴奏を付けるレッスンをしました。
好きな歌謡曲などを楽譜を使ってレッスンする場合、
左手の指を1本1本動かして、
演奏するのが難しい場合があります。
そういう場合は、指があまり動かなくても良い和音を押さえるレッスンをおすすめしいします。
この事で、あまり複雑な動きをせずに、ピアノを弾くことができるからです。
他にも、
とか、
とかがわからないので、かえって譜読みが難しかったりします。
そこで、今回は、
和音を使って、自分なりの伴奏を付けるレッスンをしました。
このレッスンをする事で、
譜読みがしやすくなったり、
複雑な指の動きをしなくてもピアノを演奏することができるようにする
という狙いがあります。
このレッスンで大切な事は、その曲が、何調で出来ているかという事。
この何調でできているかという事を学ぶという事は、
音楽をする上で、最も基礎になる部分です。
その調の曲の響きを勉強して頂いて、
譜読みをしなくても自分なりに和音で
又は、一つの音で伴奏が出来るようになっていきます。
そんな理屈はいい!
と言われる方もいますが、
この事を学ぶことが、1番の近道になるので
頑張って学んでいただきます。
このレッスンは、
要するにもっと楽にピアノを弾いてもらえる方法があるので、それを使って貰いたい
というレッスンです。
和音を使って、自分なりの伴奏を付けるレッスンの進め方
音階を学ぶ
まずは、弾いている曲の音階を学びます。
今回、例にとる曲は、調号無しのハ長調です。
長調の和音を学ぶ
それから、長調の和音の作り方をお伝えしました。
記事はこちらから↓
ふさわしい和音を選ぶ
音を聴いて響きを確認しながら、つけることも出来ます。
そういう場合は、まずは、基本の3つの和音を使って下さい。
基本の3つの和音とは、C・F・Gのコードです。↓
こちらの動画で、ハ長調のⅠの和音(=Cコード)・Ⅳの和音(=Fコード)・Ⅴの和音(=Gコード)の作り方を扱っています。
それまで出来たら、旋律から、その場で使われている響きを耳で聴きとりながら、その場にふさわしい和音を一緒に考えていきます。
相応しい音がわからない場合は、楽譜に書いてある、左手の音から、そこで使われている和音を考えてみます。
このレッスン、今回の生徒さんは、
最初は、少し難しかったみたいなんですけど、
段々と出来るようになって、
簡単な短い曲なら、
例えば童謡とかが、いい感じで
伴奏が、お出来になるようになりましたよ。
和音も全部鳴らす必要は無いので、
和音の中から1個だけでも全く大丈夫です。
このレッスンに取り組まれた生徒さん、この間、1年ぐらいかかったかな。
ちょっと仕組みがご理解頂けたようです。
まとめ
日数がかかったのは、
月3回レッスンなのと、
やはりいろいろな理由により続けてレッスンが組めなかったからです。
(体調不調も含む)
だいぶ、自分なりの伴奏を付けられるようになって来て
『楽しいです。』
と言って頂けるのがすごくうれしいです。
お読み下さってありがとうございました。