移調を鍵盤上ですぐに演奏できる方法をお伝えします。
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ぴぴピアノ教室【大人初めてピアノ教室】いのうえちづよです。
教育実習に行ったら、先生方がその場で移調して弾いていたんです。移調の仕方は、わかっているのですが、実際に演奏しながらすぐにわかる方法ってありますか?
今日はこのご質問にお答えして、書いてみますね。
目次
移調を鍵盤上ですぐに演奏できる方法をお伝えします。
実際に演奏中で動かす場合は、鍵盤上でできるといいと思います。
その時のコツは、
- 調を移す時、いくつ鍵盤を移動させればいいのか考える
- 鍵盤を数える時、黒鍵を挟むか挟まないか考える
という事がコツです。
前回の記事では、ハの音から始まる調を、二の音から始まる調に動かす時のコードの移調方法について書きました。
こんなふうになりますね。
まずは、以下のことをご説明します。
- 同じ移動ド読みの音で移調する方法
- 音の幅を使って移調する方法
同じ移動ド読みの音で移調する方法
この方法では、移動ドという、専門用語を使います。
移動ド読みとは、調によって変わっていくドの事です。
ハ長調だけに限らず、
ニ長調も
ヘ長調も
嬰ヘ長調も
全て、最初の音は、ドという読み名になります。
音が変わっていくにつれ、その音の読み方も変わる=移動するという方法です。
移動ド読みの記事はこちら↓
同じ移動ド読みの音で移調
ハ長調のこのようなメロディがあったとします。
これを、ニ長調に書き写す(=移調する)には、同じドレミの音で、移していけばいいので、
ミと書いてある音は、
この音なので、
他の音も同様に確認後、移します。
となります。
もう1回やってみますね。
今度は、へ長調へ移調します。
今度は、ミの音が、以下の音なので、
このようになりますね。
音を見ると違う音なのですが、ハ長調もヘ長調も同じドレミが書いてあります。
移動ド読みの音で移調する時は、音階がわかれば、この方法もできます。
次は、音の幅で移調します。
音の幅を使って移調する
ハ長調からニ長調に移す場合、音名で言うと、ハから二は、音を隣に一つ移すだけでした。
ニ長調の音階は、以下のようになりました↓
ドからレに移すと音の幅が、2度という幅になります。
この場合は、黒い鍵盤が1つ挟まります。
音名だけ見ると、隣の音は、どれ?となるけど、音階で確認する、音が一つ挟まっているのがわかります。
またまた、専門用語になりますが、音が一つ挟まった場合の2度は、長二度と言います。
ここで覚えてほしいのは、
鍵盤が一つ挟まっている2度
という事です。この事が、重要です。
この場合のメロディをニ長調に書き写す時は、全てのハ長調のメロディの音を音一つ挟んだ2度上へ書き写します。
この場合は、移動ド読みは、必要無いので、いつものように固定ド読みで、ドレミを書いてみました。
もう一回やってみますね。
今度は、ト長調へ動かします。
↓
ハ長調をト長調へ動かす場合、音を5つ隣へ移動です↓
全部動かして、以下のようになります↓
ドレミは、固定ド読みのドレミです。
調によって変わらないドレミのこと。その音固有の名前
鍵盤を隣にずらすのなら、隣は、黒い鍵盤じゃないの?
調の最初の音は、主音と言って、その調の名前を決まる役割があります。
- ハ長調の主音は、ハ
- ニ長調の主音は、二
等々です。
なので、例えば、
ハ長調の主音のドの音を、隣の音へ
を考える場合、隣の黒い鍵盤に移したら、ハの音にシャープが付いた音になってしまいます。
ハの音にシャープが付いた音階は、こういう音階になります↓
シャープが付くので、漢字の嬰が付きます。
音にシャープが付いたら、日本語表記は、嬰という漢字がつきます。
嬰ハ長調に移すのだったら、隣の黒い鍵盤=黒鍵に移る
でいいと思います。
まとめ
移調は、移す先の調を考えて、移す場合と音の幅で移す場合の2つの方法があります。
ちゃんと決まりがあるので、それを考えながら移調すると迷うことはなくなると思います。
お試しくださいね〜。
今日もお読みくださってありがとうございました。