手が痛い、指が痛い、体が痛い。全ての痛みを解消する為に見直すポイントは【手の形】
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ぴぴピアノ教室【大人の初めてピアノ教室】、いのうえちづよです。
ピアノを弾く時は『手の形がとても大切だよ』と申し上げています。
どういう事なのかという事を今日はご説明しますね。
手が痛い、指が痛い、体が痛い。全ての痛みを解消する為に見直すポイントは【手の形】
ピアノを弾く時には、ただ指で、鍵盤を押さえるだけではなくて、演奏時の手の形にも注意をする必要があります。
なぜなら、ただ音を出すだけでは、音楽にする事が出来ず、体に痛みが出てきたり、ひどくなると腱鞘炎になったりするからです。
まずは自分の弾いている様子の動画を撮って確認してみましょう。
自分の弾く様子を、真横から動画を撮ってみてください。↓
動画を見てみて、以下のことで思い当たる場合は、即、見直してみましょう。
- 肘から手首までが斜めになっていないか
- 手首が鍵盤から下がっていないか
順番に解説しますね
肘から手首までが斜めになっていないか
まず最初に確認して欲しいポイントは、【肘から手首までが斜めになっていないか】です。
椅子が高すぎる場合は、肘も手首より高くなっていると思います。
反対に椅子が低すぎる場合は、肘が手首より低くなっているかもしれませんね。
椅子を調節する時、腕が斜めになるような椅子の高さに調整してしまっていないか確認してみましょう。
やりがちな事は、手首が必要以上に下がってしまって、これを補うためにこんな手の形になってしまう事。
椅子が必要以上に高いと、その高さを逃すために、手首の位置が下がってきます。
教室の生徒さんにもいました。
さらに、ピアノを弾く時は、指先の方へ力が向かう事を意識する必要があります。
正しくは、指先の方へ、をイメージします。
これが、こんなふうな意識になっていると・・・・
力の向きをこんなふうに捉えていると、鍵盤を安定して弾きたいがために、鍵盤を押さえつけるような手の形に変わってきます。
この弾き方、物凄く故障が多いです。
手が痛い。腕が痛い。肩が痛い。
もう10分も弾き続けていられない。
以前よそから移って来られた生徒さんで、こんな方がいらっしゃってものすごく驚きました。
とても大変そうでした。
ピアノは楽に弾けます。楽しく弾けます。
痛みや苦痛を我慢して弾くものではありません。
この押さえつけるような手の形は、本来の体のつくりからしたら、ありえない形です。
この下の画像を見てください↓
腕って力を入れずに体の横に垂らした時は、少し手のひらの側にカーブを描きますよね。
これが本来の手の様子です。
これが逆に曲がることってありません。
逆に曲がる手の形を無理にかたどっても、長くその状態を続けられないし、大変ですよね。
まずは、これが椅子の高さにこだわるひとつの理由です。
Chizuyo
この手の形、椅子の高さを正しく調節してみてください。
鍵盤と手首が平行になるように椅子を下げてください。
段々と自然に元に戻ってきますよ。
手首が下がっていないか確認しよう
これは、鍵盤を下の方へ引っ張る弾き方ですね。
鍵盤は引っ張って弾く事はありません。なので、こういう弾き方をしている方は、力の向きを変えてみましょう。
ピアノは、鍵盤を打鍵するといいます。
鍵盤をたたくんですね。
考え方としては、太鼓をたたくのと一緒です。
太鼓は、叩いた後は、皮が振動するので、その振動で、跳ね返りますよね。
バチが反対方向へ跳ねます。
ピアノは、叩いた瞬間、跳ね返る力を指先で自然に受け止めるという構造になるんです。
う・・・ん。
ネコ太郎
押さえつけるというのとはまた違うんですね。
なので、引っ張る弾き方は間違いという事になりますね。
手首は、ある高さで固定しておいて、指の付け根から上下運動をして(打鍵して)演奏するという事になります。
正しくは、鍵盤と平行になる高さ・位置が、一般的です。
この引っ張る弾き方は、またまた、手が無理な方向へ曲がっているので、手首が痛くなったり、腕の筋が痛くなったり、更には、早く指を動かすことはできません。
もし、こうなっているとしたら、それは構えの位置が間違っています。
これが、椅子の高さと手の形、構えに注意して欲しい理由です。
まとめ
演奏のフォームがきちんと定着してきたら、椅子の高さにあまり神経質にならなくてもいいかもしれませんが、それでも本気演奏をする時は、椅子の高さを見直します。
プロでもそうです。
なので、まずは、ピアノを弾く時は、基本、鍵盤と平行に構える、という事を、自然と出来るように定着させましょう。
今は大丈夫だとしても、近い将来を考えるとしたら、やはり最初から正しい手の形でピアノを始めたほうがいいです。
見直してみてくださいね。