休符は「お休み」じゃない。音のない時間も、音楽です

音楽の知識

こんにちは。いのうえちづよです。

さくらさん
さくらさん

休符って、目につかないんですよね。ピアノを弾く事に必死になると、忘れてしまったりするんです。休符って何のためにあるんですか?

今日はこの事について書きます。

休符は「音楽の一部」です

実は私、連弾の時に一緒の部分に休符で空白の部分があると、続々するほど嬉しいんですよね〜。一瞬、この部分で相手も自分も音が無くなって、一瞬緊張が走るんです。それがゾクゾクするほど嬉しいんです。

ピアノの演奏中でも、「ここで休符が入るといいのになあ・・」なんて考えることもあるんです。

こんな風に音楽の中の休符も、音楽を作っているんですよ。

だから、必ず休符も演奏してほしいんです。

 

理論で見る「休符の役割」

少しだけ、理屈のお話をしますね。

たとえば、4分の4拍子の場合。
1小節の中には、4拍分の長さが必ず必要です。

この4拍は、
・すべて音符でもいい
・途中に休符が入ってもいい

ト音記号と4分休符 2019.10.02

つまり、
音符でも休符でも、4拍分あればOKということです。

休符も、ちゃんと「拍」を数える大切な存在なんですね。

休符を省くと、音楽はどう聴こえる?

では、もし
本来ある休符を省いて演奏したら、どうなるでしょう?

……ちょっと想像してみてください。

たとえば「ちゅうりっぷ」。

本来は
「さいたー(休符)さいたー(休符)」
という流れですよね。

でも、休符を省くと、

「さいたさいたちゅうりっぷのはなが」

……なんだか、とても忙しく感じませんか?

これは、習い始めの生徒さんがよくやってしまうことでもあります。

休符がないと、
音楽が前のめりになって、落ち着かなく聴こえてしまうんです。

休符は「音のない音楽」

休符は、ただの「お休み」ではありません。

音が鳴っていないだけで、音楽は続いているんです。

だから、休符も味わってほしい。

試しに、
今弾いている曲で、休符を全部省いて弾いてみてください。

きっと、違和感を感じるはずです。

はなちゃんも、こんなことを言っていました。

はなちゃん
はなちゃん

休符を抜いて弾いたら、すごく忙しくなりました…。

そうなんです。

もう一度言いますね。

休符は、休憩ではありません。

最後の休符は、余韻を味わう時間

曲の最後にある休符も、とても大切です。

最後の音を弾いたあと、
すぐに動いてしまわずに、
その余韻を少し味わってみてください。

休符を大切にすると、

・ワクワクする演奏
・しっとりしたロマンチックな演奏

どちらも、ぐっと作りやすくなります。

まとめ|休符を大切にすると、演奏が変わります

休符(きゅうふ)は、
休憩(きゅうけい)ではありません。

音楽の一部として、丁寧に味わう時間です。

休符を意識するだけで、
演奏は驚くほど落ち着き、聴きやすくなります。

ぜひ、今日から
休符も「演奏するつもり」で弾いてみてくださいね。

最後の休符は、
音の余韻を楽しみましょう。

音は合っているのに、なんだか落ち着かない。
そんなときは「休符」を見直してみてください。

休符は、音が鳴らないだけで、ちゃんと音楽の一部。
休符を味わえるようになると、演奏はぐっと変わります。

記事では、休符の役割を初心者の方にもわかりやすくお話ししています。