縦線ばかり見てない?“音のまとまり”を意識すると音楽が生き生きと流れ出す!

弾き方のポイント(初心者)

こんにちは。いのうえちづよです。

はなちゃん
はなちゃん

音楽って、どうして区切られているの?なんか窮屈じゃない?この線が、気になってうまく演奏できないのよね〜。

「楽譜の縦線が気になって、なんだか音が止まってしまう…」
そんなお悩みをよく聞きます。

今日は、曲をもっと自然に流れるように弾くためのコツ、
「フレーズ(音のまとまり)」についてお話しますね。

縦線は区切りじゃない ― 音楽は“流れて”いるもの

縦線は拍の目印。音楽の終わりではありません。この縦線の役目は、音楽の拍子を区切っているんです。
実際に音楽をここで区切ってしまう人は多いんです。
実はこの線を意識しすぎると、音がプツプツ切れてしまいます。

“フレーズ”ってなに?音にも「ことばのまとまり」がある

文章でいうと、

「みかんの はなが さいている」。
これが自然な言い方ですよね。
音楽も同じで、フレーズを意識すると自然な流れが生まれます。

ねこ太郎
ねこ太郎

フレーズってなんね

みかんの花が咲いている

これを、4つの文字数で区切るとしたら、

みかんの  はながさ  いている

となります。

はなちゃん
はなちゃん

言葉が変

なんかへんですよね。

言葉のまとまりを大切にするということは、

みかんの  はなが  さいている

となります。

音楽では、このような言葉のまとまりがいわゆるフレーズですね

仕上げの練習では“フレーズごと”に弾いてみよう

譜読みの段階では縦線ごとに区切ってOK。
でも仕上げ段階では、フレーズごとに通して弾くと音がなめらかに繋がって聞こえます。

フレーズを使った演奏方法の記事はこちらから⬇️

うまく弾けないときは“息を吸って弾き始める”のもおすすめ

息をひとつ吸ってから、フレーズを一息で弾く。
そうするだけで、流れが自然になりますよ。

ただし、息を止めないように気をつけてくださいね。呼吸は大切です。

まとめ:音楽は言葉のように流れている

音のまとまり(フレーズ)を意識すると、
曲が生き生きと動き出します。
次に弾くときは、縦線ではなく“流れ”を感じてみてくださいね。

「楽譜は読めるのに、なぜか音楽が流れない…」
その原因は、“縦”ばかり見て“横の流れ”を感じていないからかもしれません。
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