こんにちは。いのうえちづよです。
指遣いの指番号は、楽譜に記載してあるものが自分に合わない時、よく考えて1回なら変えてもいいとお伝えしています。
それは、苦手な指を使わないようにする為、の手段では無くて、曲を弾くためにふさわしい指を使うためです。

でも、楽譜に書いてあるのが正しいんですよね。
変えて弾くのは悪いことではないんですか?
今日はこのご質問について、お答えします。
指遣い、変えても大丈夫?
楽譜通りに弾けない…そんなときは?
楽譜を編集された方が考えた指遣いが必ずしも万人に合うわけではないです。
そこで、1回のみなら変更してもいいとお伝えしています。
「変える=逃げ」ではない理由
指遣いの変更は、決して逃げではないんです。
例えば、曲のある部分の指遣いが2・3・2・3だったとして、手の形は、人それぞれで、指の長さもそれぞれだから、3・4・3・4でもいいかもしれないし、1・2・1・2がいいかもしれないですよね。
こんなときは指遣いを変えてOK!
手の大きさに合わせた指遣い
例えば、ドからソの音を演奏する場合、手の大きな方だったら、1・3の指で弾けるかもしれません。
ての小さい方は、1・5の指で弾いた後、5で押さえた音を1で押さえ変えてさらに上の音を弾くという方法が考えられます。
1回だけ変えるルールが安心です
たかが指遣い、されど指遣いで、本当は、あまりにそれにとらわれてしまうと肝心な音楽を演奏するという事が、出来なくなってしまうという事があります。
そうなるととても残念な事なので、
①まずは、書かれている指遣いを試してみる
②どうしても難しい時は、1回だけ変えてみる
③後は、弾きやすい指遣いを考える。決めたら、しばらくは変えずに慣れてみましょう
ってのをやってみてください。
逆に、変えない方がよい場合も
苦手な指も、少しずつ鍛えられる
指遣いは、弾いているうちに少しずつ鍛えられて弾けるようになるので、まずは諦めずに楽譜に載っている指遣いで練習してみてくださいね。
指遣いにこだわりすぎないで
大切なのは“音楽を奏でること”
指遣いにこだわりすぎると肝心な音楽を奏でることが疎かになってしまいます。
たくさん練習→弾けなかったら1回だけ変更→あとは音楽を奏でることに集中してみてくださいね。
まとめ|指遣い変更は「工夫」です
指遣いは、あんまりきっちりレッスンでも扱っていません。言いすぎると音楽がぎこちなくなってしまうからです。ぎこちなくなった音楽では、なんのために音楽を奏でているのかわからなくなってしまうから。
もし、今取り組んでいる曲の指遣いがどうやっても難しくて、悔しくて悔しくて仕方のない思いをされているのだったら、1回だけ、あなたの指に合う指遣いに変えてみましょう。
曲を素敵に演奏する事が最終目標ですから。
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