上手に聴こえる弾き方には、コツがあります。まずは、流れるように弾く事。
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ぴぴピアノ教室 いのうえちづよです。
私、ノーミスで、止まらずに演奏できているんだけど、なんか違う。たどたどしい演奏になってて、上手く聴こえないんです。
さくらさん
音楽は、音が流れ出したら、止まらないのが基本。
なのでピアノも、弾き始めたら、演奏も、常に流れるように演奏します。
これが、上手に聴こえる演奏法でもあります。
なんかうまくない弾き方だなあという時、たどたどしい弾き方になっているという場合があります。
このたどたどしい弾き方ではなくて、流れるように弾くためには、どういう事に気を付ければいいのでしょう。
今日は、流れるような弾き方についてコツをお伝えします。
上手に聴こえる弾き方には、コツがあります。まずは、流れるように弾く事。
上手に感じる、又は上手に聴こえるように弾くには、
☑️1・2・3・4・・・という拍子を感じるように弾くこと。
が、重要です。
4分音符が、4つあったとして、色々な長さの4分音符があったら、曲は流れるように聴こえないです。
例えば、
1個90円のクリームパンを10個買ったとしました。←^^;ジャムパンでもいいです。
このクリームパンが様々な大きさのクリームパンだったらどうでしょう。
これって、同じ規格のクリームパンじゃないと、全部90円の意味がありません。
同じ大きさという所が、重要なポイントです。
音楽の場合、曲の速さ(=クリームパン)をまちまち(=色々な大きさ)にして、いろんな長さの4分音符で演奏すると、辿々しく聴こえます。
こういう事です。
曲全体の速さが、
Andante(アンダンテ=歩くような速さで)なのに、その曲の中で、演奏される四分音符の長さが、
1個めは、Lento(レント=遅く)の中での長さ
2つ目はAllegro(アレグロ=早く)の中での長さ
3つ目は、またLentoに戻っての長さ
で、演奏されると変に辿々しく、聴こえるという事です。
こういう方、実は意外と多くて、これが、上手な演奏に結びつかない事の原因の一つです。
思い当たる方は、ぜひ見直しをしてみてください。
自分で数を数える時って、数字は間違えないように気を付けますよね。
ですが、
止まらずに数える
とか
一定の速さで数える
などという事は、たぶん無意識にやっていますよね。
意外と自分の弾ける部分に合わせて数えているので、早くなったり遅くなったりしていたとしても、気づかない事が多いんだと思います。
まず、
コレが基本です。
では、どんなふうに弾けば、いいのでしょう?
さくらさん
それは、フレーズを生かして弾く。
まず、これです。
フレーズを生かして弾くとは?
フレーズって、わかりますか?
ある音のまとまりを指します。
例えば、
今晩のおかずは、ハンバーグです。
一生懸命作りました。
これが、文章に例えた時の、音楽のフレーズです。
言葉がまとまっているので、意味がわかりやすいです。
フレーズを無視して、弾く場合の例えは、
今晩 の 、お か ずは、ハン バ ーグ です。
いっ しょう け んめい つくりま した
となる。
これだと、ちょっと、真剣に聞き取らないと、文の意味がわかりません。
音楽も一緒です。
意味のない所で、音を区切ると、フレーズが感じられない音楽になります。
これだと、最初に書いた、たどたどしい弾き方になりますね。
フレーズを生かす弾き方
音を1個1個考えて、指を動かしている場合、拍は感じられていないと思うので、たどたどしい弾き方で、言葉は悪いですが、幼い弾き方です。
言葉で言うと、ぶつぶつに途切れた、言葉になりますね。
この弾き方は、拍は感じられません。
音がしっかりと頭に入っていて、フレーズごとに演奏出来ている場合、音楽をこんな風に弾こう、あんなふうに弾こうと弾いている場合、この場合は、大人な弾き方になっていると思います。
拍も感じられて、上手になっていく弾き方だと思います。
では、どんなふうに弾けば良いのかと言うと、まとまって弾きたい部分を確認します。
この段階では、譜読みが終わっているので、音をまとまって鳴らす事が出来ますね。
例えば、
ドレミソラレミ〜
これがまとまりです。
ド レ ミ ソ ラ レ ミ 〜
では、ないですね。
これが、フレーズを生かす弾き方です。
こういうふうに音が切れないように、演奏します。
こういう弾き方の一つとしては、手首などを使って、弾きます。
弾き方解説
一般に、ワンフレーズで、手首の上下が1回と考えます。
大袈裟に大きく動かなくても良いので、感覚として掴んで下さい。
もし、音1個につき、手首が1回必ず上下する方は、演奏フォームも見直してみて下さい。
演奏フォームについての記事はこちら↓
まとめ
弾き間違いもなくて、リズムもあっていて、指遣いも間違いがなくて、最初からしっかりと演奏出来ているにもかかわらず、どうも心に響かないという場合は、フレーズを見直して、流れるように演奏できるようにしてみてくださいね。
今日もお読みくださってありがとうございました。