曲に使われているコードを使って作曲に挑戦してみよう。

ト長調のカノンコード 基本形 ぴぴピアノ教室 音楽の知識

こんにちは。いのうえちづよです。

今日は、曲で使われているコードをそのまま使って、曲作りに挑戦してみましょう。

よく知られているあのコードを使って曲作りに挑戦してみよう

今日は、音楽の中の要素、「作曲をしてみよう」です。

曲って、誰でも作れるのですが、なんとなくきっかけがあるといいなあ、という事を、生徒さんから言われました。

今日はコードを使ってみます。

コードに使われているアルファベットが表すドレミ・・の確認しよう

今日使う曲は、人気のある「パッヘルベルのカノン」という曲に使われているコードをつかって、曲作りをしてみます。

カノンコードってなんだったっけ?という方は、こちらの記事をどうぞ↓

方法は、

  • Cの場合は、ド・ミ・ソの中の音のいずれか。
  • Gの場合は、ソ・シ・レの中の音のいずれか。
  • Amの場合は、ラ・ド・ミの中の音のいずれか。

という具合ですね。

「パッヘルベルのカノン」を例に使われているコードを確認しよう

「パッヘルベルのカノン」はト長調です。

楽譜に出てくる最初の部分のコードの確認です。↓

 

 

ト長調のままだとわかりにくいと思うので、ハ長調へ変えてみます。(移調する)⬇️

コード記号で表すとこのようになりました。⬇️

C・G・Am・Em・F・C・F・G

ト音記号の部分はコードの構成音、へ音記号の部分はアルファベットが表す音だけです。

コードの中の音を並べてみよう

カノンコードの並び= C・G・Am・Em・F・C・F・G

① 和音の中からどれか音を一つ選びます。

・最初は、C=ド・ミ・ソの中から、ドの音を選びました。
音の長さは、4拍の長さを持つ、全音符にしています

・2小節目は、G=ソ・シ・レの中から、ソの音を選びました。

② 選んだ音を順番に並べてみましょう。

こんな感じで、選んで並べていくと、こういう曲が出来上がりました⬇️

カノンコードで作曲NO1 2019.9.24

今回は作曲なので、右手のメロディの部分だけを考えています。

左手は、選んだ音と同じコードを、基本形を使って、演奏しています。

 

基本形=綺麗なお団子が並んだような形になる音を演奏
転回形=並びの変わった形で演奏

基本形・転回形、詳しくはこちら↓

和音の音は、なるべく近くの音へ移動しながら演奏する方が弾きやすいので、転回形がおすすめです。

和音の転回形についてはこちら⬇️

 

いのうえちづよ
いのうえちづよ

左手で、和音の音を全部押さえるのが難しい場合は、アルファベットが表す1個だけを弾きましょう。

次は、コードの中から他の音を選んでみよう

もう一回作ってみましょう。

今度は、先ほどと違う音で作ってみました。⬇️

カノンコードで作曲NO2 2019.9.24

 

全音符のところを二分音符で弾くと2つになります⬇️

カノンコードで作曲NO3

音の進み方には、決まりがあるのですが、その事には囚われずに、まず、音を選んでみました。
メロディとしては、最初は、同じ音が2つ並んでいるので、同じ音よりも、違う音にしたほうが、メロディ的に、動きが感じられていいですよね。

ト長調以外の他の調で作る場合

今回は、ハ長調でしたが、すべての調で作ることが出来ます。

その調の、ド・ソ・ラ・ミ・ファ・ド・ファ・ソの上に重ねた和音の中から、選んでみてくださいね。

例えば、

ハ長調ド→ト長調ソ⇨ソ・シ・レ
ハ長調ソ→ト長調レ⇨レ・ファ#️⃣・ラ
ハ長調ラ→ト長調ミ⇨ミ・ソ・シ

 

ここでは、移動ドの仕組みがわかるといいので、詳しくはこちらからどうぞ↓

 

これで、カノンコードを使った曲は、何調でも作れます。

例として、ハ長調・ニ長調・イ長調・ホ長調のアルファベットが表す音を書いておきますね。⬇️

調ごとのカノンコード 2019.9.24

 

演奏する時は、調号をお忘れなく。

 

ドリル|作曲をしてみよう

先程のコードの中の音を使って音を並べてみましょう。

構成音から、好きな音を選んでみます。ここでは、左の音はアルファベットが表す音をそのまま演奏します。

できたら、演奏をしてみてください。
初作曲ですね☺️

まとめ

曲の中に使われているコードを使って曲を作ろうでした。

使ったリズムは単純なリズムでしたが、ご存じのリズムの中から、いろいろなリズムに置き換えて、演奏してみてくださいね。

コードの構成音を使って、曲を作る方法をお伝えしました。