連打音は、1・1・1と弾くより、3・2・1,3・2・1と弾こう
同じ音の連打音は、よく出てくる演奏方法ですよね。
こういう場合は、同じ指で、全部弾かないほうがいいです。

なんでえ・・?
同じ音を連打する時って、手全体を使って弾きがちだからです。
手全体を使うと手の重さから、早く動かすことが出来ません。

そうなの?
3・2・1で弾くとラク
同じ音の連打は3・2・1で弾いてみてください。
小刻みに指を変えるだけなので、この方が断然弾きやすいですよね。
親指の付け根から早く動かすのは難しい
親指って、手首から骨が伸びているんです。
だから、親指の付け根から、動かしているわけでは有りません。
構造上無理なので、手首から上下することになります。
こうなると、かなりきついですよね。

でもどうすれば。
手首を固定して指先だけで連打しよう
同じ指では無くて、中指・人差し指・親指(3・2・1)を使うと、手首を固定しても、演奏する事が出来ます。
最初のうちは、指を変えるという動作に慣れないと弾けないので、皆さん敬遠されますが、絶対に同じ指で弾くよりいいので頑張って練習してみて下さい。
3本の指で順番に!1つの場所をめがけて連打するコツ
打鍵の場所は、鍵盤の1箇所です。
・方法
① まず、3番の指、中指を打鍵します。

中指打鍵
② 3番の指を打鍵したら、そのすぐ上のところを2番の指、人差し指で打鍵します。

人差し指打鍵
③ 最後に、その一直線上の下のところを、1番の親指で打鍵します。

親指打鍵

なるほど、こうすれば打鍵できるね。

ここを考えないと、とっても不可能に感じるでしょ。
「3本の指で順番に」が基本
この方法だと、3本の指を回すのに、手首の上下運動は要らないので、速い速度で、打鍵できますね。
教室の生徒さん達にもお伝えしますが、この動きは、やっぱり普段したことのない動きなので、最初は、かなり抵抗を感じるようです。
ですが、弾きやすい、ピアノ独特の動きを習得したほうが、演奏はしやすいですよね。
まとめ:連打音は3・2・1が弾きやすい
同じ音を連打で打鍵する場合は、1・1・1と弾くより、3・2・1、3・2・1と弾くほうが、弾きやすいよというお話でした。ぜひ、試してみてくださいね。
「この指づかい、他の場面でも使えるかな?」と思った方へ。
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