こんにちは。いのうえちづよです。
ピアノの演奏がイマイチ上手に聴こえない時、気を付けて欲しい事の一つに、「ノリ」があります。以前、「拍」についてお話ししましたが、今回はもう少し踏み込んでみますね。
ノリってなに?音楽に大切な“流れ”の正体
ノリという言葉を聞いた事がありますか?

のり・・・?

音楽で使われる「ノリ」です。
リズム感の強い曲を聴いて、曲の持つビート感を表しているものをノリといいます。
もちろんクラシックにもあります にもあります。
3角形をイメージしてみて下さい。⬇️
ぎこちない演奏になってしまう理由
3拍子の曲を演奏する時に、このような三角形のように演奏するとぎくしゃくしたイメージの曲になります。
ちゃんと3拍子を演奏しているのですが、曲は滑らかに流れず、カクカクとした感じの曲に聴こえて来ます。
なめらかに流れる音楽のイメージとは?
次にこの画像を見て下さい。⬇️
この画像も三拍子を表わしているのですが、丸の中の点で3拍子が表してあります。
3拍子は、1小節の中に3つの拍が入っていますから、1小節を、丸で表すとして
その中に点として拍を意識すると曲自体は、丸のように滞ることなく「コロコロと流れて行く」というものを表わしたものです。

コロコロと流れていく・・。
この様に演奏したものは、拍は3つの点として感じられるのですが、演奏自体は滑らかに聴こえてくる…と思います。
ノリを感じるってどういうこと?
この音楽の流れが、ノリと言われるものなんです。
このノリを自分なりに感じながら演奏できると、ぐっと上手に聴こえてきますよ。
まずは体で感じてみよう
ノリを感じるためには、まずは、振り子のように体を左右に振ってみましょう。⬇️
右に降った時、1・2・3
左に降った時、1・2・3
3拍子の“ゆらぎ”を意識しよう
常に振り子のように体が動いているように3拍子を感じるようにします。
左右に振る体の動きがぎこちなくならないようにしてくださいね。
ゆ~ら、ゆ~ら、ゆ~ら
1・2・3・1・2・3・1・2・3・1・2・3…。
何拍子の曲でも、この流れる感じが意識されると上手に聴こえますよ~。
これが、ノリと言われる部分で、【拍を感じる】とも表現されますね。
まとめ|拍を感じると音楽が“生きて”くる
音楽を演奏していると、ちゃんと弾いているのに、なんでか上手に聴こえな〜いという場合の理由の一つにこれがあります。この方法だと、上手に聴こえます。
今日もお読みくださってありがとうございます。
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