こんにちは。いのうえちづよです。

練習曲から抜粋して基礎練習は、曲の練習に集中できないから、他になにか良い方法は有りませんか?
教室の生徒さんから頂いたお悩みにお答えして、音階練習(=スケール)をおすすめします。
好きな曲を弾くことがいちばんの上達法
まずは、「音を楽しむ時間」を大切に
ピアノを始めたばかりは、好きな曲を弾いて楽しむ事をお勧めしています。何回も練習することで、指が動くようになり、「練習」となります。
続けられる人ほど、結果的に上達が早い
好きな曲を弾くというモチベーションが、練習する=繰り返すということに繋がり、上達が見込めるからです
気分がのると自然と練習量も増えますよね。
だから、最初は“気持ちが動く曲”を選んでOKですヨ。
基礎練習は少しつまずいてからでも大丈夫
それでも“基礎練習”をしたいときは音階練習から
少し練習してきたら、躓く場面が出てくるかもしれないですね。そういう場合お勧めできるのは、音階練習です。
テクニック・和声感・楽典も学ぶことができる一石三丁の練習方法です。
音階練習とは
音階練習は、譜読みが簡単というのと、短い部分の練習なので取り組み易いんです。
1オクターブで十分ですから、しっかりと指遣いを確認しながら、ドから上のドまで、上がったり下がったりを繰り返しましょう。
ハ長調の音階、指遣い↓

ハ長調指番号 右手

ハ長調指番号 左手
右手の場合は、
1・2・③・①・2・3・4・5
の中の3・1の番号が、
- 上に向かう時は、指くぐり
- 下に向かう時は、指ごえ
左手の場合は、
5・4・3・2・①・③・2・1
の中の1・3が、
- 上に向かう時が、指ごえ
- 下に向かう時は、指くぐり
のテクニックですね。
指ごえ↓

指くぐり↓

続けやすい音階練習のコツ(ゆっくり・左右バランス・1日5分)
音階練習が良いからと1日なん時間も弾くのはやめましょう。楽しむことができる場合は良いですが、これ以外はお勧めしません。
まずは、ゆっくり・右手;左手・1回3往復から始めてみてね。

それならできそうだにゃ
この音階の練習、まだ始めたばかりの初心者さんには、意外と難しかったりすると思います。
教室の生徒さんも、肘が上がったり、指が変なふうになっちゃたりする場合があるんですよ。
その場合は、手も柔らかくした方がいいので、ストレッチをしつつ、少しずつすすめてくださいね。
音階練習は指の体操。毎日5分でも“音をなでる”ように弾くと、手が自然に慣れます。
ストレッチに関する記事はこちらから↓
音階練習を“曲の中”で使ってみよう
メロディの中にも小さな音階がある
曲を使っての練習も、もちろんいいと思います。曲の中にも音階ってたくさん出てきますからね。ピアノの基礎です。
弾きたい曲を通して、基礎が身につく感覚を味わおう
私は、童謡などの曲の中での、指ごえや指くぐりの練習をおすすめしているのです。
でも、曲の練習に集中したいとおっしゃる場合、取り掛かりやすい音階練習(スケール)がいいかなとお薦めしています。
音階練習のように、少しずつ積み重ねることでピアノはぐっと弾きやすくなります。
メルマガでは、そんな“やさしい上達のヒント”を毎週お届けしています。
「焦らず、でも確実に前に進みたいな」という方は、ぜひ読んでみてくださいね。
まとめ|“好き”を大切にしながら上達しよう
音階練習は、基礎と楽しさの橋渡しになる
音階練習は、基礎練習と曲演奏の楽しさの橋渡しになるので、音を楽しんでくださいね。
無理をせず、気持ちよく続けることがいちばんの上達の近道
基礎練習は、がんばるためのものではなく“もっと楽しく弾けるようになるための準備”です。
今日も素敵な演奏を楽しんで弾いて下さいね。




