始めたばかりの初心者の方へのおすすめの基礎練習は、音階を使った練習です。

指ごえの画像 弾き方のポイント(初心者)
指ごえの画像

こんにちは。いのうえちづよです。

困った顔の女性
困った顔の女性

練習曲から抜粋して基礎練習は、曲の練習に集中できないから、他になにか良い方法は有りませんか?

教室の生徒さんから頂いた、お悩みにお答えして、音階練習をおすすめします。

始めたばかりの初心者の方へのおすすめの基礎練習は、音階を使った練習です。

基本のテクニックの中に、指くぐりと呼ばれるものと指ごえと呼ばれるものがあります。

この技術の習得をされたい方に、おすすめしたい方法として、音階練習があります。

音階練習は、譜読みが簡単というのと、短い部分の練習なので取り組み易いんです。
1オクターブで十分ですから、しっかりと指使いを確認しながら、ドから上のドまで、上がったり下がったりを繰り返しましょう。

ハ長調指番号 右手

ハ長調指番号 右手

ハ長調指番号 左手

ハ長調指番号 左手

右手の場合は、

1・2・3・1・2・3・4・5

の中の3・1の番号が、

  • 上に向かう時は、指くぐり
  • 下に向かう時は、指ごえ

のテクニックですね。

 

左手の場合は、

5・4・3・2・1・3・2・1

の中の1・3が、

  • 上に向かう時が、指ごえ
  • 下に向かう時は、指くぐり

のテクニックですね。

指ごえ

 

指くぐり

 

 

この音階の練習、まだ始めたばかりの初心者さんには、意外と難しかったりすると思います。
教室の生徒さんも、肘が上がったり、指が変なふうになっちゃたりする場合があるんですよ。
その場合は、手も柔らかくした方がいいので、ストレッチをしつつ、少しずつすすめてくださいね。

 

ストレッチに関する記事はこちらから↓

曲を使っての練習も、もちろんいいと思います。
私は、童謡などの曲の中での、指ごえや指くぐりの練習をおすすめしているのです。

でも、曲の練習に集中したいとおっしゃる場合、取り掛かりやすい音階練習(スケール)がいいかなとお薦めしています。

まずは、白い鍵盤から始まる調で練習してみて下さい。
この音階練習、指使いが同じ調があります。

指使いが同じで、黒鍵での練習も出来るし、黒鍵がだんだん増えていくように調の設定をすれば、調が変化する毎に黒い鍵盤が
増えていくという実感が出来ますから、一石二鳥という訳です。

なんか、上手になって行く感じ~と、おっしゃって下さった方がいました。

子供さんのレッスンでは、生徒さん自身で、音階をノートに書いてもらって、指番号まで書いてもらいます。

ピアノの演奏は、5本指を使いますが、世の中には、指が、全部動かない方も確かにおられるのです。

だから、必ずとか、絶対とかは有りません。
今回は、こんなテクニックの練習方法がありますよ~のご紹介でした。

指1本奏だろうが指10本使用での演奏だろうが、やりたい事は、音楽の演奏です。
音を楽しむ事です。
今日も素敵な演奏を楽しんで弾いて下さいね。