こんにちは、いのうえちづよです。
今日は、“上手に聴こえる人”が意識している、音をなめらかにつなげるコツについてお話しします。
音がつながると上手に聴こえる理由
ピアノにおいて、音を鳴らすという事が演奏という事なのですが、ただ音が鳴っている状態ではなくて、音と音が繋がるように演奏するというのが 大切な事です。
飛び石のような音はなぜ避けたい?
音と音が滑らかに繋がって音楽を作っていますから音さえ鳴ればいいというわけではないですね。
音だけは鳴るという状態は、いわゆる飛び石を飛び移りながら進んでいるようなものです。
飛び石のように、音と音の間がポンポンと途切れている状態ではなく、石と石をくっつけるように“音を切らずにつなぐ”意識を持つことが大切です。
ピアノと太鼓の「響き」の違い
打鍵という感覚でいうと、鍵盤に【打ちおろす】というイメージが付きますから、バチで太鼓を叩くように弾くとすると音と音が繋がらないイメージですよね。
でもでも、実際は太鼓の音も繋がって聴こえています。太鼓は、叩いた瞬間から、太鼓の皮が振動して響いています。なので、叩いた音の響きで、音が繋がって聴こえるんです。
滑らか奏法ですね。
奏法的に、音を切る(区切る)という事はあります。
スタッカートや音と音の間に休符が入っている場合などですね。
それ以外は、音が繋がるように演奏しましょう。
音が切れてしまう原因とその仕組み
鍵盤を「スイッチ」だと感じていませんか?
音が切れるように演奏してしまう人は、未だに鍵盤がスイッチだと勘違いして認識している人が多い。
若しくは、鍵盤をスイッチ風に押さえている人だと思います。
以前、こんな記事を子どもの教室ブログに書きました。
スタッカート以外は基本「つなげる」が鉄則
音が途切れる時の打鍵って、音を叩いてから、直ぐに鍵盤から指が離れています。前でも書いたように、「スタッカート=音を切る」の弾き方では必要です。
他に、16分音符だったりする場合は、早く鍵盤から指を上げないと次の音を演奏する事が出来ないです。それでも、次の音までの間は、前に打鍵した音の長さが鳴り続けている必要があります。
音をなめらかにつなげる打鍵のコツ
- 鍵盤を弾く=打鍵する時は、指の付け根から上下させます。
- 打鍵した瞬間、手ごと上にあげない。
- 上げるのは、指だけ。
- 歩くように打鍵します。

歩くように打鍵・・・?

「歩くように弾く」ってどういうこと?
例えば、人差し指を上げたら、すぐに中指を入れ替えます。
間に空間ができるということは、指が空中で止まって待機している時間があるということです。
指を空中で待機させないために
ピアノで演奏する時も空中で、止まっている時間がないように、直ぐに指を切りかえてね。
まとめ:滑らかな演奏は“上達の第一歩”
鍵盤はボタンやスイッチではないので、“押し込むように”弾く必要はありません。ただし、音をつなげるためには、ある程度の時間、押さえ続ける必要があります。
今日は、上手になるための打鍵の仕方について書いてみました。
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よかったら、のぞいてみてくださいね。


